カラスの巣作り

こんばんは。yumineです。

今年もカラスが巣を作っている。

私がカラスの巣を初めて見つけたのは去年の5月頃だった。
か弱いカラスの声がして、ふと見上げた木の上には大きなカラス。
こんなに大きいカラスが、こんなにか弱い声で鳴くもんなのかな~と見ていると、そこには子供と思われるカラスがいて、親と思われるカラスが餌を与えているところだった。

そこから私は毎日カラスの様子を見に行った。
すでに子カラスは巣から出そうなしぐさを見せていたから、巣立ちが近いのだと思った。
ほどなくして、カラスの巣を見上げても子カラスが見えることがなくなって、巣立ったのだと悟った。

カラスは巣を出てもしばらくは親と共に行動をするらしい。
ということは・・・まだ近くにいるはず。
数日後、巣のある木のすぐそばで、子カラスを見つけた。
まだうまく飛べないのか、地面にいる。
電線の上には二羽の親カラス。
カラスは夫婦そろって、しっかり子育てをするのだ。

1か月くらい、見守っただろうか。
なかなか飛ぶのがうまくならない子カラスだったが、だんだんと屋根の上や木の上にいることが増えてきていた。
そして、ある日を境に、子カラスを見ることが全くなくなった。
親元を離れて、自立したのだろうか。それとも・・・

その後も親夫妻はこの近辺にずっといた。
カラスには縄張りがあるという。
カラスを個体識別できているのか、と言われるとよくわからないけど。
カラスは警戒心も強いので、なかなかそばには近づけない。
電線の上や木の上は遠くて、顔の特徴まではわからない。
でも、ずっとみていると、そのしぐさや鳴き方で、ある程度は見分けがつくようになる。

今年もきっとあの夫妻は、近辺に巣を作るに違いないと思って見守っていた。
2月20日頃の事だった。
ふと見ると、いつもの夫妻が、木の枝をくわえて、去年と同じ木にいた。
去年より少し下の枝に、今年もせっせと巣を作っている。
去年の巣が少しみすぼらしくなっているから、廃材として利用したのかもしれない。

数日後、こんもりとした綺麗な巣が出来上がっていた。
下から見てもよくわからないけど、子育ての準備はできたようだ。

今年はどんな姿を見せてくれるのか。
私は今から楽しみでならない。

ちなみに、私の尊敬するカラスブログによると、カラスは毎年ほぼ同じ日に巣作りを開始するそうだ。そのブログ主の観察するハシボソ夫妻は2月10日に開始するらしい。全夫妻共通なのだろうか?

では、また。

yumine

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