しゃべりたい欲求
しゃべりたい。誰かと。
コロナに罹患しておりました。
喉の違和感から始まった体調不良は、数日後、喉の激痛に変わった。
これがさ~。
ちょうど、ずいぶん前から楽しみにしていた一人旅に出かけた日の出来事。
一人旅と言っても、行き先は東京。
友達もたくさんいるし、自分の行きたい場所に行ったあとは、友達と会う約束をたくさん入れていた。
朝から喉の違和感。
まぁ、よくある喉の不調だな~、このくらいならすぐに良くなる。
のど飴でもなめておこうって感じだった。
でも友達と約束していた晩御飯の時間には、だんだんだるさが増してきて。
食欲も全くない。
お気に入りのイタリアンに、友達と一緒に入ったけど、全く食もすすまず、座っているのもだるくて、1時間程度でホテルに帰る。
翌日。
喉の痛みは増していて、その日の予定は全てキャンセル。
医者に行った。
熱はまったく平熱程度。
お医者さんも状態を見て、喉に少し炎症おこしているけど、熱もないし、インフルやコロナの検査もいらないねという見解。
そのまま痛み止めのお薬を処方してもらって、ホテルに帰る。
なんとなくだるくて、横になるとすぐに寝てしまった。
東京に来て、まさかの寝るだけとなるとは!
さらに翌日。
喉はすでに激痛。起き上がるのもしんどい状態に。
この日の夜の便で帰る予定だったけど、待ちきれず、すぐに出れる新幹線での帰宅を決意。
もともと安い便を取っていたので、変更もキャンセルもできなかったけど、この際、お金も時間も自分のために使おうと思った自分偉いと思う。早く帰れたのは良かった。家についてもぐったりしていて、水を飲むのもやっとというほどの喉の痛みになっていた。
そしてその翌日。
もう一度お医者さんに見てもらう事に。
あっさりと、コロナの陽性。
コロナって、ほら、効く薬もないし、前回痛み止めの薬もらっていたこともあり、先生も家でゆっくり休養してください、しか言ってくれないのね。
なんてこった。
もう寝るしか方法もないし、それしかできそうなこともないので、ひたすら家で寝た。
一日のうち、20時間ぐらいは寝たんじゃないっていうくらい。起きていられなかった。起きたら、水分補給とトイレ。あとは寝る。そんな感じだった。
まぁ、3日もたてばずいぶん体も楽になり、食欲もでてきた。
でも、あれ、味がしない・・・・匂いも・・・全然ない・・・
これか。これが噂に聞く、味覚嗅覚異常ってやつか・・・なんて思って。
ほんのり苦味と塩味しか感じない。
このまま美味しい物の味がわからなくなってしまったらどうしよう。
でも、なんか食べよ~。と無意味なポジティブで食べてい物を食べる。
ハーゲンダッツでさえ、無味無臭だった。だったら、スーパーカップ食べておけばよかったとか思ったりもした。
まぁ、それから2日もたてば、ようやく味も戻ってきたけど。
このまま味覚がなかったら捜索願い出すところでしたわ。
という1週間をすごしていたら。
まぁ、ラインとかで友人とやり取りすることはあっても、一人暮らしだとだれともしゃべらずに過ごすことになるのよね。
前置きが長かったけれども。
最初の喉の激痛の時は、しゃべりたくもないし、声も出せない感じではあったけど、何日か誰ともしゃべらないって結構な苦痛。
人には、三大欲求の他に、「しゃべりたい欲求」なるものがあるらしい。
しゃべりたい、しゃべりたおしたい。
そう思って、実家に電話してみたり。
電話占いまでしてみたり。
誰かと、声を使ってしゃべりたい、そう思った。
しゃべらないでいると、何かがたまるようだ。
人は、しゃべりたい生き物なのだ、って本当に思ったね。
日常のどうでもいい事を、誰かと話したり、誰かと共感したり。
そういうのって、すごく貴重なことなのかもしれない。
日々、起きるなんでもない出来事をただつづりたいって、そう最初は思ってこれも書き始めたんだよね。
しゃべりたい欲求のほかに、書きたい欲求もあるのかな。
そんなことを思ったコロナ療養でした。
それでは。また。
yumine
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