思ってたのと違う
こんばんは。
yumiです。
最近、私、すっかり平和で穏やかで、幸せな生活をしています。
こんな日が来るなんて。
でもね。
思ってたのと、違うんだよ。ほんとに。
幸せってもっとこう、ほら、なんていうの?
もっと、わかりやすいものだと思っていた。
お金持ちになる、とかさ、そういうやつ。
イケメンの夫に愛されてる、とかさ、そういうやつ。
20代の頃思い描いていた幸せとは、
東京に住んで、エリートの夫がいて、溺愛されていて、時々旅行に行ったりしちゃって、実家とも良好で、みんなに憧れられている、そんな感じの生活をしてる事だと思っていた。
我ながら他人軸。
当時の私は、全然幸せじゃなかった。
窮屈だったし、生きるのが辛かった。
生きているだけで、しんどかった。
頑張っても認められないのが辛かった。
誰も私の話を聞いてくれないと思っていた。
誰も私の事わかってくれないと思ってた。
寂しくて死にそうな夜を何度も過ごした。
会社でも、役に立ってないと思っていた。
順調に、係長になって、課長になって、部長になるのが成功だと思ってたけど、手にはできないと思ってた。
かと言って、寿退社もできない。
当時はまだ、女性の管理職なんていなくて、寿退社という言葉が残っていた。
私より仕事のできない同期の男が出世していくのを眺めて悔しかった。
女の幸せは、出世じゃなくて、結婚なのだと諦めた。
だからエリートとの合コンにいそしんだ。
可愛い後輩たちばかりが、どんどん結婚していったのに、全然誰も寿退社なんてしなかった。
自分には生きる意味も価値もないと、だんだんそう思うようになっていた。
生きてるのか、死んでるのか、わからないくらいの日々。
実際、殺されかけて生き延びたけど、それでも、生きていていいと思えなかった。
なのに、どうしたんだろ。
そんな頃が思い出せないくらい、最近は、平和で穏やかなんだよなぁ。
何かが変わったわけではない。
20年も働いていたら、収入はそれなりに増えたかもしれないけど、物価も上がってるし、お金持ちになった訳ではない。
彼氏も夫も、今はいない。
彼氏がいた時もあったけど、むしろ辛かった。
東京にも住んでないし。
会社でも部長にはなってない。
相変わらず、寂しくてたまんない夜はやってくる。
それでも、あの頃よりずっと、私は幸せだと思う。
思っていた幸せのカタチのようなものとは、全然違う。
でも、これが、私の幸せだなぁって、思う今がある。
これってなんだろう?
コレが私の幸せっていう、コレは、どれの事?
まだそれをうまく表現できないんだけど、多分、それは、コレなんだと思う。
自分と繋がっている感覚。
自分を信じられる感覚。
私なら大丈夫という感覚。
ある、という、感覚。
そして、この私で人と繋がれている感覚。
どうせ、感覚派。
感覚と直感だけは、昔からある。
そんなのいらないと思ってた日々もあるけど、やっぱ、それでしか、捉えられないんだなぁって思う。
んでさ。
どうせ感覚なのよ。
掴んだと思ったら、すぐ見失うの。
だから、常にずっと、ずっとこの幸せな感覚にいられるのかっていうと、そうではないの。
そこも、思っていた幸せとは、違う部分かも。
寂しいとか辛いとか、そんなの1ミクロンも感じなくなるのが幸せではないみたいだ。
ただ、その感覚を一度でも感じたことがあるかないかってのは、大きい。
何が言いたいかだんだんわからなくなってきたけど、今、欲しくて欲しくてたまんなくて、ずっと追い求めているものがあったとしても、もしかして、ちょっと違うのかもよ?って事なのよ。
幸せって、自分で思っているのと違うこともあるから、気づかないことも多い。
幸せが、コレだと決めつけていたら、わからなかった幸せもある。
今感じている幸せの感覚。
それを感じながらもさらに、もっと、色々なカタチの幸せを、きっと経験できる。
それは、いつか追い求めていたものも、含まれてるかもしれないよね?
見逃さないように、しっかり味わいたい。
ここまで読んでくださってありがとう。
皆様が自分の幸せを、存分に味わえますように。
それでは、また。