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エネルギーの矛先を変える
朝起きてしばらくすると、子供達が登校登園する時間が近づく。
その時間が近づくにつれ、1にも2にも発する言葉というのが「早くしなさい」であり、思うように子供達が動かないと、怒りという感情が込み上がり、爆発する。(そもそも、思うように動かそうっていうところから間違っているのだが)
怒りの感情をあらわにすると、頭に血がのぼるって人がいるだろうが、私の場合は、肺か心臓かよくわからないけど、張り裂けそうになる。
おそらくどちらにも酸素が通わなくなり、呼吸していない状態なのであろう。
自分の1日を振り返ると、怒りの感情を持って過ごしていることが多いようだ。
この感情は、小さい頃からの潜在意識により植えつけられたことに、気がついた。
深く根付いたものだからか、なかなか治らない。一種の病気みたいなものだ。
最近、自分を俯瞰して見つめる事が出来るようになってきたのだが、怒りの感情を伴った時は、俯瞰力が全く働かなくなる。
朝からよくもまぁ、自分のエネルギーを怒りに使えるもんだな…よくもそんなに怒らなければならないことをみつけられるもんだな…と冷静な時に自分を振り返るのだが、だからって、残念なことに全く怒らない日はない。
怒りに向けられたエネルギーを、
もっと他に向ける事が出来れば、
自分の力がもっともっと発揮出来るのではないだろうか?
そのエネルギーが家事だって、仕事だって、育児だって、趣味に奉仕活動…なんだっていい。怒りに注ぐのではなく、他のものに向けられたら、どれだけその日1日充実するだろう…。
昨日「ブッダが教える意志力の鍛え方」という本を購入した。
怒らないように強い意志を持とうと思うことは、不可能なのではないか⁇とこの本を読んで思った。
というのも、なぜ怒らない自分になりたいかっていうと、「優雅に暮らしたい」とか、「優しい人と認識されたい」とか、『欲』の強化を求めているから。
この欲を理性を持ち、冷静にみつめ、
他の言葉に置き換えるとしたら…
「平和に暮らす」
と、なるのだろう。
怒りの全速力で疲れた肺や心臓を癒しに、山の中へ。
川の流れをぼーっと眺めながら、
その結論にたどり着いた。
欲に囚われることなく、理性を持った大人の脳に成長させることが必要のようだ。
エネルギーの矛先を変えることができると、もっと楽に暮らすことが出来るだろうな…。
あなたのエネルギーは、何に使われていますか⁇