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感情を押しつける事より大切にすべきこと
下の娘は甘えん坊で、夜寝る時、
必ず抱っこしてほしがったり、手を繋いだまま寝て欲しがったり…必ず私と隣じゃないと、寝つかない。
寝る時間がいつも遅くて、母としては早く寝てほしいばかり。
下の娘に限っては、なかなか起きないので、朝、大声で起こすことから1日が始まるのだが、朝の始まりくらい穏やかに過ごしたいし、娘だって荒々しい声を聞きたくないはず。
成長期の子どもにとって、睡眠が大事だということを、上の娘の参観日の授業で学んだだけでなく、下の娘の保育園の行事の時にも、子育て支援ファシリテーターさんがやってきて、睡眠と成長をテーマにし、ママさん達とディスカッションしたばかりだ。
いつも川の字になって、二人の娘に挟まれて寝るのだが、昨晩は、上の娘が真ん中を陣取って寝た。
この状況が気に入らない下の娘は、
当然ながらなかなか寝つがず、
いつまでもゴソゴソし、ため息をつき、
私の隣で寝たかったことを猛烈に
アピールする。
いつもなら、
「もう、早く寝なさい‼︎いつまでゴソゴソしてるの‼︎」と怒るのだが、
昨晩は、その言葉を飲み込み、
今までもこんな事があった時の下の娘の言動を思い出しながら、どうやったら早く寝るか考えた。
いつも怒ってばかりで、お母さんは私の事が嫌いなんでしょ‼︎
今日は、抱っこもチューも諦めて寝るから、何もしてくれなくていい‼︎
その2つの言葉が胸に刺ささった。
愛されている安心感がほしいんだよね。
大好きが伝わる言葉ってなんだろう⁇
ふと出てきた言葉は、これだった。
「明日は絶対隣で寝ようね‼︎
今日は抱っこできなくて、
お母さん淋しいから、お布団抱っこして寝るから、あなたももし寂しかったら、お母さんだと思ってお布団だっこして寝てみんちゃいね。」
娘は返事をし、その数秒後に眠りについた。
初めて、下の娘の気持ちに寄り添い、言葉をかける事が出来たような気がする。
その言葉で、本当に満足したかは分からないけど、今日は、母親として少し成長出来た事をほめよう。
いつも自分の感情ばかり押しつけて、
相手の気持ちを汲み取る事が出来なくて…。
怒ることでしか愛情が伝えられない自分が、情けなくもあるが、反省してしまうと、そんな自分を責めてしまって胸が苦しくなってしまう。
怒ったからって、子供たちを愛してないわけじゃないんだから…。
今まで愛をうまく伝えられなかった自分を受け入れるとともに、ほんの
少しだけ変われたことに自信を持とう。
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