第1回 ウェルエイジング 心地良く年齢をかさねるためには
2024年1月1日
明けましておめでとうございます。
内科と美容皮膚科を専門にしている開業医です。
2024年新しい年が始まったので、noteで医療のことや健康のことを皆さんと考える場を持とうと思います。
ウェルエイジングって聞いたことありますか?
アンチエイジングAnti-agingではなく、ウェルエイジングWell-aging。
年齢を重ねる(aging)ことに抗う(anti)のではなく、年齢を重ねることを楽しみながらより良い(well)人生を歩むこと。
最近このウェルエイジングに関する本や記事が増えてきているのですが、これからもこの流れは更に強まっていくと思います。
理由は、今までのこうでなくてはならないという既成概念や人の目を気にする事から解放されて、自分の人生を大切に考える人が増えたから。そして、色々な考え方や多様性が許される世の中にやっとなってきたのかな、と思っています。(風の時代だからかも?)
美容の世界でも美容外科より美容皮膚科を好まれる患者さんが増えてきました。よりナチュラルに美しさを引き出すためには、と美容界の中でも研究が進められています。
現在私のクリニックで美容に通われている方の最高齢が82歳。社交ダンスでハイヒールを履いたりもされますので、姿勢がよく、なにより女性性を大事にされています。女性であることを何歳になっても意識して美しくあろうとするのは、とても嬉しいことです。
1年前、この患者さんから眉とアイラインのアートメイクがしてみたいと希望されました。アートメイクは元々やってみたいと思っていましたが、この一言で私は一気に火がつきました。この方にアートメイクをしてあげたい!とすぐにスクールに入り、半年後には社交ダンス大会前に心待ちにされていたアートメイクを施術することができたのでした。
いつまでも若々しく美しく輝いていたい。
この気持ちに年齢制限も性別も関係ありません。
顔のことだけでなく、それは生活スタイルや身体全体にも全て繋がって関係しています。
私は内科と美容皮膚科、そしてウェルエイジングドクターとしての見地から様々な角度でこれから健康と美について切り取っていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。