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読書キロク さかなクンの一魚一会 (子供への接し方)


以前ある方がNOTEのコメントで、さかなクンのお母さんの育て方が素敵です、みたいなことを書かれていて

今までさかなクンのお母さんについて注目したことなかったけど、確かに好きをあれだけ極められている方の子育て、どんな感じだったのか気になる!と思いました。

最近息子と接する中で、声かけや対応ってどうしていけばいいんだろう? と悩んでいたので

何か参考になるかなと思い、さかなクンの本を取り寄せて読んでみました。
(※一部 ネタバレあります)

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全部で 271 Pあるんですが、さかなクンの優しい語り口で書かれていてとても読みやすく、スラスラと2日で読むことができました。

さかなクンの自叙伝だということなのですが、お母さまの子育てに対する姿勢というものが垣間見れたのがとても学びになりました。


お母さまの基本スタンスとしては、見守る


息子さんが目の前で失敗と思われるような経験をしていたとしても、手出しをせず後ろでただ見守られていました。

さかなクンはお母さまについて、失敗することのたいせつを、身をもって学んでもらいたかったのかもしれません、と書かれていました。

一番心に残ったエピソードがありまして、帯にも書かれていましたが、お母さまと学校の先生とのエピソード。

さかなクンの本 (裏)


※ネタバレ注意です
お母さま(太字)と先生の会話です

彼の描く絵はすばらしい。ただ授業中も魚の絵を描いてばかりで、授業にまったく集中していません。もう少し、学校の勉強もきちんとやるように家庭でもご指導していただけませんか?

あの子は魚が好きで、絵を描くことが大好きなんです。だからそれでいいんです。

しかし、いまのままでは授業にまったくついていけていません。今後困るのはお子さんなんですよ

成績が優秀な子がいればそうでない子もいて、だからいいんじゃないですか。みんながみんないっしょだったら先生、ロボットになっちゃいますよ。

では、絵の才能を伸ばすために、絵の先生をつけて勉強をさせてあげたらいかがですか?

そうすると、絵の先生とおなじ絵になってしまいますでしょ。あの子には、自分の好きなように描いてもらいたいんです。今だって、誰にも習わずに自分であれだけのものを描いています。それでいいんです

さかなクンの一魚一会より


勉強をやりなさいとは一切言わず、好きなことはとことんやらせてあげる。代わりに礼儀などは大切に伝えられていたとのこと。

他にも小学生の時に毎週、閉館まで色んな水族館に連れて行ってあげたり(毎週ですよ、閉館までですよ…自分だったらできるかなぁと思ってしまいました…)、やりたいと言った高額な楽器をその場で買ってあげたり

穏やかだけど、強く、優しく、信念をもって息子さんに接しられていた、その姿勢がすばらしいなと思いました。

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この本を読んで思ったのは、夫のお義母さんに少し似ているなぁと。夫のお義母さんも夫に勉強しなさいとは言わず、学校の先生によく呼び出されていたそうです。    

夫は学生の頃 (小中大と)ノートは一切とらず、テストでいい点取れればいいじゃん、という感じだってそうで、

熱心に聞いていなかったからなのか一部の先生にあまりいい顔をされなかったそう。

でも今の夫は、自分の意見をしっかり持っていてしっかり我があるのでそういう所がいいなぁ、と思っています。

ノートをしっかりとって先生の言うこと聞いて、ただ流されてきた私としては、さかなクンや夫のように自分のやりたいことを貫いている姿勢は素晴らしいなと思うわけです。

子育てにはいろいろな形があり正解などはありません。その子やご両親に合った、オリジナルのやり方を見つけていく必要があると思います。

その中でさかなクンのお母さまの姿勢はとても勉強になりました。私も無理のないオリジナルの子育てができたらいいなと思いました。

最後まで読んでくださりありがとうございました 𓆡♡ 

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