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日記:4月4日 コロナ日誌台湾編

隔離生活に入っていてもたってもいられなくなって、いろんな場所にいる日本人と話をするインスタライブ、今日は気がつけば7回目。2月末に台北で訪ねる予定だった青木由香さんに声をかけると、今回の台湾のコロナ対策について様々なアウトレットで発信している近藤弥生子さんを誘ってくれて、台北の様子を聞いた。

二人が同じ空間にいるのを見た瞬間に、「うらやまし!」と思う。なんせ、こちらは、友と会ってご飯を食べるとか、最後にそういうことをもう1ヶ月以上していないのだ。

うらやましいのは、それだけではない。遠くから、台湾の様子を見ていて、早期の対策から、マスクの安定供給、マメな情報共有、積極的な抑え込み作戦と、さかさかとことが片付いていく様子に「うらやましい」と思ったのは私だけではないはずだ。

近藤さんは、今回のスピード感あふれるデジタル対策の手腕で、国際的なスーパースターになったオードリー・タンさんにもインタビューしている。

初期の段階で、マスクの在庫のデータをまとめあげ、必要度の高い場所からマスクを配布するフレームを作り、住民全員にマスクが行き渡るように、保険証と紐付けて配布を行っている。

政府による情報共有は、ブリーフィングを通じてマメに行われているが、LINEでもコロナウィルスの最新情報が、日々、通じて送られてくるという。同時に、デマや誤情報には厳しい。情報を流布して、そこに『故意・危害・虚偽』の3つの条件が揃った場合、厳しい罰金が課されるという。

経済的な補償は、日々、討議されて、多様なプログラムがスピード感よく発表されている。手続きにはそれなりのハードルがありそうだが、人々は辛抱強く待っているという。直接選挙で選んだ政府なだけに、安心感があるという。

ああ、うらやましい。

ちなみに、SARSの際に、インフラを整えていた台湾は、WHOに加盟できていない。様々なことを自力でやらなければならない分、危機感も、機動性も高い。

そして、一番羨ましいのは、為政者に対する信頼性が高いからだろうか、二人から感じた余裕である。情報の透明性というものが、住民の安心にどれだけ役に立つかということがよくわかる。

あ、うらやましい点もうひとつ。

閣僚に素人がいない、ということに、膝を打つ勢いで感心しそうになったが、よく考えたら、普通に理にかなっている。

なぜ、我が国では、素人が陣頭で指揮を執っているのだ。

この下は、パーソナルな日記。


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