5月20日 食のサプライチェーン
コロナウィルスのロックダウンが始まった頃、食糧業界から「食材は大丈夫です」というメッセージが発信されていたが、あれから2ヶ月、状況は劇的に変わった。外食産業に食材を提供していた業者は、商品の買い手を失い、たくさんの食糧が廃棄処分された。食肉工場でクラスターが発生し、工場が営業を続けることができなくなったために、大量の動物が屠殺されることになった。一方、失業者が増え、貧困が深刻化する中で、子供の5人に1人が食べられない状態に陥っている。食関係の非営利団体が、外食業界に供給するための食糧のルートを変えて、飢えている人に届ける努力をしているが、とても間に合わない。
コロナウィルスが登場する以前から、食のサプライチェーンが肥大しすぎて、また産業化が進みすぎて、たくさんの無駄を生み出していること、またそれが環境に負担をかけていることなどは、専門家たちによってたびたび指摘されてきた。そして今、食肉工場から始まった生産中止が食肉のサプライチェーン全体を脅かす可能性すら取り沙汰されるようになった。
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