4月17日 最近のジャパンの評判
そういえば2,3日前に、連邦政府からの援助金が無事に振り込まれておりました。自動車の保険も、20%還元してくれるらしい。交通量が減って、事故も減っているから。資本主義がうまく機能したなという数少ない例である。
ところで、数日前に、安倍首相が「わが国の支援は世界で最も手厚い」と発言しているのを見て、側近たちは、海外のニュースをブリーフィングしたりしないのだろうかと絶句したのは私だけではないはずだ。
そういえば、コロナウィルスはグローバルな問題という空気感が強いなか、まったく空気を読まずに独自の路線を歩み、五輪、五輪と未練がましさを見せた上に、来年の日程を発表して、「無神経」などとこき下ろされて以来、最近の日本政府の評判は芳しいとはいえない。
試しにグーグル・ニュースに、Japanese governementと入れてみた。
目についたものをいくつか。
「日本はテレワーク(への移行)が必要だが、書類重視の企業が難しくする」
これね。。。私は、海外に住んでいるので、デフォルトがリモートなわけだが、いまだに紙の請求書を送れ、と言われるたびにびっくりする。税務署は紙を要求していないので、その社の方針ということになる。つまり紙の請求書を要求してくる会社は、無駄をなくそうという意識の低い会社ということになる。
「パンデミックの最中でも安倍首相に強制されるまでは日本人は外出を自粛しないだろう」
これも、海外諸国から見ると、?な展開だろう。2019年の調査で、企業の80%がリモートワークできる環境を整備していないと書いてある。技術的に可能なのに、リモートワークを阻む要因はなんなのだろう。FAXがまだ使われていることや、対面重視文化であることなども書いてある。
最近、とみに安倍政権に厳しいのが、ワシントン・ポストである(noteでポストのリンクがビジュアル化できないので埋め込みます)。日本政府の動きを一番マメに報じている気がするし、五輪延期の背後も詳細にルポしていた。オピニオンページには、「Too little, too late」と題された寄稿を掲載し、最近では、安倍政権がイメージ戦略に24億をつぎ込み、星野源さんとの「無理やりコラボ」で不興を買ったこともきっちり書かれている。ちなみにポストが、コロナウィルスのカーブをどう平らにするか、という記事をわざわざ日本語で出していたことも味わい深い。このへんの事情、これから掘ってみる予定。
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