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6月1日 #blacklivesmatter
大変な週末だった。
警察によるジョージ・フロイドさんの殺人事件への抗議運動が、昼間、平和に行われる模様を、デモが起きると必ず飛び出していくフォトグラファーたちのインスタ・ストーリーで追った。
最初は、デモに参加している人たちの間隔やマスクをしているかを気にかけていたのだが、だんだん不穏な空気が漂い始めるのがわかった。日が落ちるのが近づく時間帯から、状況が急激に悪化して、パンデミックが起きていることを忘れさせるインパクトの事態に発展した。見る写真が平和なデモ隊から、警察とデモ隊の衝突、破壊行為・略奪行為に及ぶ人たちの姿、に変わっていった。
途中、同居人と喧嘩になった。自分と同じ肌の人をしている人が、警察の手によって殺され続ける、それに対して平和的な抗議活動をどれだけやったところで、何も変わらない。そういう状況に「もううんざりだ」と思う人たちのことを責める気持ちにならないと思ったことを口にしたことをきっかけに。
ところが、友人のフォトグラファーのひとり、ロバート・スプラングルのストーリーを見ていたら、「デモをしている人たちが怒って破壊行為に及んでいる」というナラティブが、現実ではないのだということがだんだんわかってきた。彼が、デモをしている人たちと、破壊・略奪行為をしている人たちをきっちり分けて撮り、「この人はデモには参加していなかった」とキャプションをつけ始めたからだ。
各地で激しく行われているデモの現場で、警察が市民やジャーナリストに向けて暴力を振るったり、問答無用でペッパースプレーを発射したりする様子がどんどんタイムラインに流れてくる。
フロリダの下院議員候補が、警察による暴力についてのツイートをまとめ始めた。このポストを書いている時点で64件にものぼっている。
64. PBS newscaster teargassed outside Whitehouse so President could stage a photoop at a church https://t.co/nhN11AT0Jp https://t.co/rworZ4QCuW
— Adam Christensen (@AC4Congress2020) June 2, 2020
トランプがANTIFAを攻撃し始めた。テロ組織指定するという。しかしトランプは決定的な勘違いをしている。「ANTIFA」と呼ばれているのは、暴力上等主義のアンチ・ファシストを名乗る人たちで、リーダーもいなければ、組織もない。
日本の報道機関が「テロ組織」などと、独裁者の言葉をそのまま垂れ流しているのを見ると、あまりに勉強不足だろと脱力する。
時間が経つにつれ、極右の白人至上主義団体プラウド・ボーイズが、デモの現場に人員を送り込んで破壊行為をさせている、という状況が明らかになってきた。プラウド・ボーイズは、右傾化してVICEをやめたギャビン・マキネスが始めた団体で、テロ組織指定されているが、確実にトランプの支持基盤である。そして、トランプはこれまでずっと、警察を煽りまくってきた。
📺 NEW VIDEO
— MeidasTouch.com (@MeidasTouch) May 31, 2020
The White House is the Hate House. #VoteOutHate pic.twitter.com/9yIAU4343x
そして、今、民主党サイドの議員たちは、デモ組織を訪問したり、警察の暴力行使に反対したりしている。
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