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インスピレーションを与えてくれる人間関係

朝から晩まで車に乗っている旅で、窓の外の風景を眺めながら、いろんなことを考える。これまでのこと、今のこと、そしてこれから自分がやりたいこと。

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考えたことのひとつに、先日、友人との間で起きた会話があった。

彼は、最近、活動の場を海外から東京に移した作家である。東京に暮らしたことはこれまでなかった。インスパイアしてくれる人に出会うのが難しくなった、と嘆いている。

新しい場所で活動をし始める、ということは、また新たな人間関係を構築していくということでもある。いろんな人と知り合う中で、その土地の交流関係とか、トライブの構成とかを学びながら、自分が信用できる人間を模索する時期なのだろう。

自分は東京育ちだし、今も「住んで」はいないが、行ったり来たりを繰り返している一方では、「住める」気がしない。どういうわけか、自分のペースで生きることができない気がする。

だからといって東京にインスパイアされないというわけではない。商業主義が圧倒的に強い場所ではあるけれど、東京ならではの制約の中から、ときとしてものすごく面白いものが出てくるし、特に、最近、今の20代、30代たちによる社会運動や発信を見ていて、ワクワクするようになってきたから。

自分が人生でいつも気にかけていることのひとつに、どういう人と時間を過ごすか、という問題がある。

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