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5月22日 未来の仕事場

WFH(ワーク・フロム・ホーム)が始まって約2ヶ月が経った。個人的には、仕事のやり取りのメールの返信がいつもよりスローな気がするが、世の中の生産性は、下がるどころかむしろ上がっているという。

Twitter、ナスダックのように、WFH(ワーク・フロム・ホーム)を恒常的なオプションとして従業員に提案することをすでに発表している会社もある。フェイスブックは、自宅勤務は取り入れるが、それにあわせて給料を調整するかもしれない。そこまで長期的な自宅勤務にコミットしていない会社も、年内は職場には戻れないという構えのところが多い。となると、これまで私たちが「オフィス」だと思っていた場所は、本質的に変わるだろうと思われるのだが、これが、「オフィスの終焉」になるのかどうかが活発に論じられている。


しかし、その前に問題なのは、オフィスを含めた商業不動産の短期的な未来だ。住宅の家賃の支払い以上に、商業家賃を払えないビジネスが増えている。商業家賃が支払われないと、家主によるローンの支払いや固定資産税の徴集にも支障が出てくる。

「未来」がやってくる前に、まだ苦痛のトランジションが待っているのだろう。

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