MustではなくWant

15日付けで会社をやめた。

岡山に来て10年半が過ぎた。
タイマッサージを始めてからはもうすぐ21年になる。

ちょうどタイマッサージをやっている時間の半分ほどを
岡山で過ごしたことになるのだけれど、

岡山に来てからは自分の家のこの部屋を施術用の部屋にして
でも、自分ひとりこの施術だけで稼いでいくという
自信がまったくなくて、ずっと兼業マッサージ屋だった。

別の店でも施術をしていたこともあるし
全然違う仕事をしていたこともあるし
一昨日までいた会社ではPC系の雑務をしていたのだけれど

「奥さんたちのいわゆる扶養の範囲内くらいの感じで」
「保険とか入らないでいいパートさんの仕事くらいと同じくらいの感じで」
あちこちで仕事をしていたのが、岡山に来てからのこの10年半。

誰も扶養してくれる人なんかいないし
むしろ息子ひとり扶養しないといけないわけなんだけどな(笑)。
この数年は、施術での収入と比べると、パートの収入の方が多かった。

起業のノウハウみたいなものを自分でやるのに
ものすごく抵抗があったのもあって
とにかく地味に淡々と施術をしてきた。

ちなみに、関東にいる頃は自分用の施術部屋がなかったので
雇われで温浴施設を中心にあちこちで施術をしていて
後半、景気が悪くなってからは別の仕事と半々くらいで働いていた。

だから、かつての私からしたら
「岡山に来てから自分の施術用の部屋を持てただけで上出来」

という感じだったのだと思う。
10年半も、その感覚をアップデートしてこなかった。

だけど、
去年の今頃、ハッピーちゃんを知って
6月にバルスのライブを見て
8月に南城さんの「ハッピー理論に振り切る」という姿を見つけて
「そういう生き方が、振り切り方があるのか!」
と思ってコミュニティに入ってからは

「やりたくないことはできない」になってしまった。
そして「もうちょっと会社にいたほうがいいよなあ」と思っていたのに
結局辞めることになり
他にもめちゃくちゃ色んな変化があって
このようなことになった。

分かってるのは「もうやりたくないことはできない」っていうその感覚(笑)。

10年半、東京で、関東で施術してきて
次の10年半は、岡山で「パートのおばさん」やりながら自宅で施術してきて

これから22年目に入るところで
「喜びに生きる」ことに決めた。

「施術モーレツにがんばる」ではないところが
この人生の選択(笑)。

天職なので施術をやめることはないけど
ひとまず、生き方を変える。
ライフスタイルを変える。

「Must」ではなく「Want」の日々に変える。

ま、人生かけた実験ではあるけど間違いないんじゃないかなってことで。
自分の人生おもろい方がいいよなと思うんだ。

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