【インタビュー原稿の書き方】 第10期京都ライター塾(動画視聴コース)Vol.5レポート

江角悠子さんが講師を務める、京都ライター塾。

第5回目は、「文章講座」として
事前に江角さんにインタビューした塾生さんの原稿を、
江角さんが添削していくものだった。
動画視聴コースの私は、その様子の動画を視聴した。

皆さんの原稿の中には、
ふんふん、なるほど~と
読ませていただいたものも、
江角さんの解説と修正が入ると
より、スッと入りやすい文章に早変わりする箇所があって

うーん、私だったらこれを、
指摘されずに自発的に書けるか?と
目の前に課題を突き付けられたように思う場面もあった。


今回はインタビュー記事ということで
それに特化したポイントが挙げられた。

例えば、

1.セリフをそのまま書き起こさない!

→それはただのテープ起こし。
ライターが、その人が言いたかったであろうことを補足し、
読者に説明するつもりで記事を作成する。

2.第三者目線で読み返し、
読者がどんな印象を持つかを想像する!

→インタビューの受けた人のことを全く知らない読者のために、
その人の良さを、分かりやすく説明し、紹介するつもりで書く。

3.読者を置いてきぼりにしない!

→読者はその人に対する情報がゼロであることを前提に、
情報を余すことなく出す。

特に2と3は、
私が原稿を推敲するうえで足りない部分だと感じた。
そして、ここが
ライターとして文章を書くのと
個人的に書くことの大きな違いでもあると思った。

つまり、個人的に書いた文章を読むのは
例えば私の友人だったり、
私と共通の趣味があったり、と
何かしらの共通点がある。
だから、一から十まで伝えなくても、
こちらが意図したことをくみ取ってもらいやすい。

しかし商業ライターとしてインタビューをする場合、
それを読む読者は、書いた私のことも
取材を受けた相手のことも、まったく知らない人が大半だろう。

したがって、何の共通認識を持っていない読み手に理解してもらうには
客観的な視点で読み返すのが、何よりも重要なのだろう。

情報は十分に届けられているか。
文章の流れはスムースか。 
読者に、想像させる手間を取らせないか。
(江角さんは「読者に2回読ませたからダメ」とおっしゃっていた)

勢いづいて、原稿を書くことは誰にでもできる。

そのあと、一度クールダウンして
冷静な視点で読み直し、適切な修正ができるかどうかが
一個人ではなくライターとして書く際の大きな違いだと感じた。


後半は、SNSを使った発信の話題だった。

発信をすれば、その人の雰囲気や情報、
書く上での力量なども先方に伝えることができる。

また、他のライターさんに
仕事を紹介してもらえるチャンスがあった場合、
自分のSNSのリンクがあれば、
相手の手間を多くかけることなく、紹介してもらえる可能性は上がる。

ということで、次回はSNSを使った
ライターとしての活躍の仕方を学ぶ。

誰しも気になる、お仕事の取り方。
また、私は発信が得意ではないので
次回の内容は、新しい学びが多いだろうと楽しみにしている。


前回までのレポート記事はこちら


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