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[知ってて損しないイギリス英語表現 #7] 『Body Languages知ってたら楽しい編』
今回は番外編で知ってたらコミュニケーションがもっと楽しくなるボディー言語について書きたい。
イギリス人と会話をしていると、日本では見たことがなかったボディー言語を彼らは使う。
その一つ目が、"Touch wood""と言いながら机など木材のものに手を添える動作(下の写真)
この場面に初めて出くわしたのは、前の職場(私以外イギリス人の環境)で同僚との何気ない会話から、
英人同僚「最近天気も悪くなって風邪を引いている人が増えてきたわね。」
私「そうですね。でも幸いにも私この冬まだ風邪を引いていないんですよ」
英同僚「私もよ。Touch wood!(机をトントンとした)」
初めてその表現とトントンする動作を見て?だった。
Cambdirge Dictionary によると、
"said in order to avoid bad luck, either when you mention good luck that you have had in the past or when you mention hopes you have for the future" 過去に起こった幸運や、その幸運が続いて欲しい時、悪運を避けるために言う言葉(筆者の日本語訳)
つまり、「風邪をまだ引いていない状態(幸運)がこれからも続きますように(風邪をひきませんように)」の願いをこめてトントン。
ちなみに、Touch Woodと言いながら自身の頭に手を置くイギリス人も。(これは彼らの自虐ユーモア)
次に、"Fingers crossed"と言いながら、
人差し指と中指をクロスさせる動作
この動作は"Wish for luck"の時にして、『幸運を祈る』『成功を祈る』の意味。
同じジェスチャーでも、日本とイギリスでは意味がことなるものがこれ
日本では、これは「おいで、おいで」の手招き。この手の平を下にしておいでおいでと上下に振る。
しかし、このジェスチャーはイギリスでは「あっち行って!」の意味。
ついつい癖で学生を呼ぶ時、"Can you come here?"と言いながら、この日本式のジェスチャーを使い、学生が一瞬固まって動かなかったことを思い出す(笑)
イギリスで「おいでおいで」のジェスチャーは、手の平を上にして上下に振るやり方(下)。
番外編で日本の学校とイギリスの学校のちがい
日本では正しい答えには
だが、イギリスでは正しい答えには(ちなみにペンの色は関係ない)
そして、間違った答えには
日本での文化や慣習の違いを発見を楽しむのは、海外での生活をより楽しいものにしてくれる。毎日が海外旅行みたいな感覚で飽きない。海外に住むと、文化や習慣の違いをネガティブに捕らえ、「日本だったらこうなのに。。イギリスはなんてだめなんだ」なんて比べ、不平不満を持って生活する時期もあるだろう。でも比較して否定的にとらえ嫌になる時間はもったいない。そもそも国自体が違うわけだから比較してもしょうがない。人生は永遠ではないので、どんな状況下でも一日一日の「明るい面」を見て("focus on the bright side")、1日を過ごしていきたいものだ。
冒頭の写真はプラハにて。最高の時間のひとつだ。また気の合う仲間と旅をしたい。