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[IELTS Academic Writing #2] Task1導入部
今回はIELTS Academic Writing Task1について:IELTS公式HPから(サンプル問題参照)
まず、問題文を注意深く読み、タスクの目的を理解:
1)Summarise the information by selecting and reporting the main features.(グラフを見て、主な特徴を選んで描写し、情報を要約する) →データを読んでそれを説明し全体を要約できるスキル
2)Make comparisons where relevant.(該当するデータの比較をする) →データを正確に読み取り比較しそれを説明するスキル
将来大学や大学院で実証研究の論文を書く際、「Result(結果)」章で必要となってくるアカデミックライティングスキル
ここで、注意してほしいのが、データや問題文に書かれていない情報(例えば、受験生自身の見解や意見)は不要な情報なので減点対象になる。つまり問題文で聞かれていない余計な事は書かない:私は一度それをやってしまった痛い経験がある。
今までをまとめると、Task1では、まず採点基準のひとつ「Task Achievement(タスクの完成度)」から絶対おさえなければいけない点:
1)エッセイが最低150語以上であること。(Write at least 150 words.)
2)特徴を説明し、該当する箇所のデーターを比較して全体を要約する。
この要件を満たしていなかったら「減点対象」で、高得点は望めないから要注意。
(問題文を注意深く読んで、何を求められているのかを理解したうえでエッセイを書き始めるのが大事)
次に気をつけなければいけない点「Plagiarism(盗作)」(前回の記事)
このTask1でどこが「Plagiarism(盗作)」にあたる部分なのだろうか?
それは、問題文の下の文をそのままをコピーすること。
ここで何が求められているの? 「自分の言葉で表現する」
ではどうすればいいの?
1)知っている類似語を使い問題文の表現を変える:例えば、graph を chartに変えるとか、shows を illustrates や presentsなどに変える等。
2)パラフレーズ(他の言葉で元々の文や一節を言い換えること):二つのサンプルから考えていこう。
答案のサンプル1(下):IELTS公式HPから
The graph shows the percentage of audiences over 4 years old of UK follows the radio and television through the day during the period October-December 1992.
採点者のコメント(下):IELTS公式HPから
この答案の導入部(イントロ)は受験生が自分の言葉で表現した適切な表現だ。(筆者の日本語訳)
答案サンプル2(下):IELTS公式HPから
The bold graph shows the television audiences throughout the day.
採点者のコメント(下):IELTS公式HPから
導入部は、研究がされた時期や期間、研究対象のグループなどの情報を含め、もって発展させることができたはずだ。(筆者の日本語訳)
この二つの答案と採点者のコメントを比較して、何が求められているかがわかる。
[Reference]: IELTS Sample test questions (https://www.ielts.org/about-the-test/sample-test-questions) accessed on 30th June, 2020.
冒頭の写真はイギリス南西部コーンウォール州Cotehele(チューダー朝の家:National Trust)お勧め。