ヘルプ、出せていますか?
先週目にしたニュースがとても気になりました。
就学前の子供がいる保護者に、ベネッセ教育総合研究所が行った調査結果からのもの。
なぜなら、私自身、子どもたちが幼いころ、とっても育児に負担を感じ、ストレスを抱えていたから。
それでもなんとか過ごせていたのは、両親、仲良くしてくれるママ友、児童館の先生、幼稚園の先生、習い事の先生に支えられていたから。思っていることを話して聞いてもらったり、実際に育児を手伝ってもらったりしたから。
そういう人たちの存在がなければ、私は完全につぶれていたと思います。
第一子の子育ての時期、子どもと二人だけで家にいるのが正直苦痛でたまりませんでした。よく泣く子ども。なかなか寝ない子ども。やっと寝たかと思ってベッドに降ろすとまたすぐに起きて、結局ずーっとおんぶ。どうしていいかわからなくて、自分たちだけ取り残された感覚。
誰かと話せるだけで、会えるだけで、ちょっと気がまぎれました。救われました。
ニュースによると、コロナの影響もあるようで、身近な人に頼りにくい保護者の方が増えているようです。
そこでは明確には言われていませんでしたが、おそらく、子どもや自分が感染することを心配して、また、友人や両親に感染させてしまうことを心配して、気軽に誰かに会いに行くことが難しくなってしまったのだと思います。
そうすると、特に入園前の親子は孤立していってしまいます。
また、核家族化で、身近に頼れる両親がいない人も多いと思います。
私も転勤族で、近くに両親がいてくれたらな、と思う時がありました。
私は、子どもたちが、ひとり、幼稚園に入るたび、また、小学生になるにつれて、子育ての負担はだいぶ軽くなりました。
ひとりでも、少しの間でも家を離れて過ごしてくれていると、物理的に負担が軽減されました。また、子どもが、お話して分かってくれる年齢になったことも大きかったと思います。
小さい子は確かにかわいいです。でも、お話が通じない時期は、親子ともに辛いときもあります。いくらかわいくたって、四六時中一緒に居ると、余裕がなくなってきます。
仲良くしているママ友にも、言えないことがありました。
母にも言えないことがありました。
離乳食の件でひとりで泣いていたこともありました。
「こんなこと言ったら、本当に心配されてしまう。」
「やばいと思われてしまう。」
「お母さんなんだから、ちょっとくらい我慢するのが当たり前。」
「これくらい自分で対処できなくてどうする?」
そんな思いが巡って、本当はつらいのに、どうしたらいいかわからないのに、言えないこともありました。
でも、それで全然良いことはなくて。どんどん底に沈んでいってしまう。自分だけでなく、家の中にも悪い空気を振りまいていました。
ひとりで抱え込まなくて全然いい。
こんなこと言ったらダメかな?なんて思う必要もない。
みんなそれぞれ置かれている状況、背景、お母さんも子どもの感じ方もそれぞれ違うんだから。
もっともっと気軽にヘルプを出してほしい。
自分が苦しんだ分、困っているお母さんがいたら力になりたい。
あの頃助けてくれたママ友に
「いつも助けてもらってばかりで、何も恩返しできなくてごめんね」
って言ったら、
「ゆみちゃんができるようになったら、その時に誰かを助けてあげてね。」って言ってくれました。
あの頃もらったやさしさのバトンを、今度は私がつなぎたい。
そういうことで思いついたトークセッション。
期間限定で無料でさせていただきます。
おひとり約30分。オンラインにて。
近くに頼れる人がいない。
子育てが負担になっている。
誰かと話したい。
そんなお母さんたちに。
必要な方に届きますように。