避けられない感情
最近、4年生の次男の気持ちが揺らぎやすい。
オーストラリアに来て、楽しいこともあるけれど、英語の環境に馴染むのになかなか苦戦しています。
英語がしゃべれない、わけじゃない。
でも、間違えることが怖いみたい。ネイティブスピーカーの子の勢いに圧倒されてしまう。
友達がいない、わけじゃない。
でも、自分からなかなか輪に入っていけない。
マスクが次男の安心のお守りです。
そのマスクをからかって取ろうとする子がいたり。
日本人、アジア人の容姿をからかう子もいたり。
海外、英語環境、多民族国家での生活。
私が小学生のころ経験しなかったこと。
私だって、全員ネイティブスピーカーの中にいることは、正直、いまだになんとなく居心地が悪いときがあります。
子供は、順応性が高いから、いつの間にか馴染むもの。
そんな風に言われることもあるけれど、本当にそれは子供によって違うもの、年齢にもよるかもしれない、と子供たちを見ていて実感しています。
人にはそれぞれ気質があるけれど、次男はHSC(人一倍繊細な子供)気質。色んなことを敏感に察知するから、ものごとを慎重に見ているから、チャレンジする勇気を持ちにくく、また、何かあったときに傷つきやすい。
傷ついて、辛そうで、元気なくうつむいて、時々涙を目に溜める子を見るのは、本当に胸が締め付けられます。
そばにいて、そうだね、そうだね、って寄り添うことはできても、代わってあげることはできない。
今は毎日楽しそうにしている子でも、生きていくうえでは、辛い、悲しい、悔しい、靄がかかってる、そんな難しい感情を避けて通ることはできないから、小さいうちから、本人がしっかり味わう必要がある。
子供がそんなとき、親である私たちにできることってなんだろう。
緊張から解き放たれる、安心できる場所を用意してあげて、心の拠り所となること。困難を乗り越えられるよう、心の休憩場所をつくって、心の栄養補給をしてあげること。
そんな風に感じる、今日この頃です。
読んでくださり、ありがとうございました。
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