TrailheadでSalesforceを学び始めて半年、実務経験のない私には知らないことがたくさんあり、都度都度、インターネットで調べている日々です。
今日はTrailhead Playgroundで見つけた「Hyperforce」という言葉について調べてみました。
Hyperforceとは
公式ヘルプはこちらです。
もう少し嚙み砕いて下さっている記事を見つけたので貼っておきます。
2020年12月の記事のようです。
SalesforceはWebアプリなので、物理的にはどこかのサーバーに載っているのですよね。
これまではそのサーバーがSalesforceが管理しているサーバー固定(選べない)だったものが、パブリッククラウドサーバーからユーザー側で選定できるようになったということのようです。
※自分の環境で確認してみました。
私のTrailhead Playgroundの組織情報です。インスタンスIDが書かれていますが、ここがHyperforce上のインスタンスになり、パブリッククラウド上のどのサーバーに載っても問題なくなる、ということでしょうか。
サクセスナビにも記事がありました。
Hyperforceの概要と移行について
公式ヘルプにインスタンスに関する説明がありました。
ファーストパーティ基盤に載っているアプリケーションだとSalesforceがサーバー運用もしないといけませんが、Hyperforce基盤に載っているアプリケーションだとサーバー運用はパブリッククラウド側で行うので、Salesforce側で役割の分離ができるのかもしれないですね。
HerokuやMulesoftを買収したりと、Salesforceはインフラも自前で整えていたイメージがありましたが、ちょっと大きくなりすぎてまとまってないので、それぞれの役割をちゃんと分けることにしましたってことでしょうか。
その結果、Salesforceサービス内でのアプリケーションとインフラの境界が明確になり分離できたことで、Salesforceアプリケーションを利用しつつ、Salesforce外のインフラサービスを顧客が選べるようになりました、と。
サクセスナビにある以下の文章が一番、Salesforce社側の気持ちがまとまっている気がしました。
大事ですよね。選択と集中。
自分の組織が既にHyperforce上にあるのか確認できます
ちなみに、自身の組織のインスタンスがHyperforce基盤上にあるのかそうでないのかがわかる検索画面が提供されているようです。
Find My Instance マップは組織のインスタンスIDを入力するとインスタンス情報を表示してくれるサイトのようで、このような画面になっています。
(余談1)Salesforceの大規模障害はHyperforce基盤には影響しなかったようです
そういえば、先日起きたSalesforceの大規模障害が影響したインスタンスとそうでないインスタンスがあったということを思い出して記事を探してみたところ、Salesforce社サイトに以下のような報告がありました。
ちなみに私は当時、ちょうどTrailhead Playgroundで勉強しようとしていたのですが起動できず、Xにポストしたりしていました。
Trailhead Playgroundもファーストパーティ基盤(AP46)だったので、影響を受けてしまったのですね。
(余談2)JavaでいうJVMみたいなもの?
こちらは本当に余談ですが、私が以前Javaプログラマーだったのでふと思ったことです。
JavaはJVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)というミドルウェアを介して実行することによって、OSの違いをJVMが吸収し、同じJavaコードを異なるOS環境上で実行することができます。
なのでJavaプログラマーはOSの違いを意識せずコーディングに専念できます。
Windowsの個人パソコンで開発した後、Macを使用している他の開発者が改修し、本番環境がLinuxサーバーだとしても問題なく動作する、ということです。(もちろんそれぞれのコンピューターにJVMがインストールされている前提です)
HyperforceというミドルウェアがAWSやAzureやGoogle CloudなどのクラウドサーバーとSalesforceアプリケーションの間に入ることで、Salesforce社がSalesforceの拡張に専念でき、より加速して成長していくことに期待ですね。
私としては、既に間に合ってないのに、勉強することがどんどん増えてしまいそうです。
嬉しい悲鳴、ということにします(笑)
今回は以上です。
ご覧くださりありがとうございました!