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ゼロコピーネットワークなるものがあるらしい

雑記です。
いつもながらインターネットの海を泳いでいたら、「Salesforce、Data Cloud とのセキュアで双方向のゼロコピー統合を実現するエコシステム、ゼロコピー パートナー ネットワークを発表」という記事を見つけました。
今年2024年の4月の記事のようです。

英語の記事だったので、Google翻訳して引用します。

サンフランシスコ – 2024 年 4 月 25 日 –セールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)は本日、Salesforce Zero Copy Partner Networkを発表しました。これは、 Salesforce Data Cloudとのセキュアで双方向のゼロコピー統合を構築し、Salesforce Einstein 1 Platform全体でデータを活用できるようにするテクノロジーおよびソリューションプロバイダーのグローバルエコシステムです。

Salesforce Zero Copy Partner Networkのリンクはこちらです。

ゼロコピーにより、組織はプラットフォーム間でデータを移動またはコピーする必要なく、Einstein 1 プラットフォーム内のすべてのデータを簡単に接続して使用できるようになります。Data Cloud により、企業は Salesforce 上ですべてのエンタープライズ データを統合できます。

原典は英語だそうですが、日本語の記事も見つけたので貼っておきます。

これまでは、SnowflakeなどのデータウェアハウスからSalesforceにデータを取り込み、顧客データにもとづいて生成AIにメールを作成させる場合、あらかじめそのデータをSalesforceに移動する必要がありました。そのためには、データをコピーし、そのデータをSalesforceに抽出するための抽出パイプラインを作成してから、同期ベースでそのデータを最新の状態に維持する必要があります。
ほとんどの場合、それは簡単ではありませんでした。私が普段接しているビジネスリーダーやITリーダーの多くは、顧客の全体像を把握したいと言っていますが、それを実現するために一つひとつのプラットフォームからデータを複製する手間をかけたがっていません。ゼロコピー統合を導入すれば、顧客はSalesforce Einstein 1 Platformでデータにアクセスすることで、データを使用できるようになります。つまり、何もコピーしなくても、データがそこにあるということです。

Trailheadのコンテンツ上でAWSと提携しているだけで驚いていた私は浅はかでした。
以下の錚々たる企業がゼロコピーパートナーとなっています。

Introducing the Zero Copy Partner Network.」より

上の引用で「Data Cloud により、企業は Salesforce 上ですべてのエンタープライズ データを統合できます。」とありましたが、他のパートナー企業は無償でSalesforceにデータ連携することにしたのでしょうか。競合他社だと思ったのですが。
例えばMicrosoftにはDynamics 365というSalesforceの競合製品があったかと思うのですが、よくパートナーになってくれましたね・・・(独占禁止法対策?)

これらの企業間では、顧客のデータを保持していることは競争優位性にならないということですよね。
サービスそのもので差別化を図るから問題なしということでしょうか。

トヨタとホンダと日産が業務提携した、ぐらいの驚きを感じています(ちょっと違うか)
…と思ったら、業務提携してました。驚きました。

ちなみに、Salesforce側にデータがなくても、Einstein Trust Layerは効くのでしょうか?AIは難しい・・・


昔、スクラッチ開発者だった頃、他システムへのデータ連携のバッチ処理の開発担当になり、夜なべして作ったことを思い出しました。
ゼロコピーパートナーネットワークのクラウドサービス間ではあの工程がそもそもいらなくなるのですね。
確かに今回挙がってるクラウドサービス業者を既に契約しているユーザーからしたら有り難いですね。
これはSalesforceへの新規契約に繋がったのではないかと勝手に思いました。
「AWSに既にデータを蓄積しているけど、そのまま使えるならSalesforceを使ってみてもいいかな」
なんて思った人がいるかもしれません。いないかもしれません。

…驚きのあまりいろいろと脱線しましたが、クラウドサービス業界全体に影響しそうな業務提携のような気がしますが、実際はどうなんでしょう。


今回は以上です。
ご覧下さりありがとうございました!

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