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【Trailhead紹介】Drucker School MBA の必須事項を学ぶ
今回はこちら。
「Drucker School MBA の必須事項を学ぶ」です。
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このトレイルはアメリカのクレアモント大学院内にあるビジネススクールであるドラッカースクールとSalesforceが提携して作成されたそうです。
↓ドラッカースクールのHPはこちら(英語です)
Salesforceは様々な機関と提携してTrailheadを作成していますね。
もはやTrailheadを教材にして一つスクールが作れるのではないかと思い始めました(笑)
ドラッカースクールの「ドラッカー」はあの経営学者のP.F.ドラッカー氏から取っているそうです。
ドラッカー氏は「マネジメントの父」とも呼ばれ、マネジメントの概念を発明した人として有名ですね。
ちなみに私は「もしドラ」世代なので、この本でドラッカー氏を知りました。
(今「もしドラ」って言っても通じるのでしょうか・・・)
そこから『マネジメント』を読むことにしたのですが、当時はドラッカー氏の「真摯さ」に関する名言に感動したのをよく覚えています。
マネジャーにできなければならないことは、そのほとんどが教えてもらわなくても学ぶことができる。
しかし、学ぶことができない資質、後天的に獲得することのできない資質、始めから身につけていなければならない資質が、一つだけある。
才能ではない、真摯さである。
ドラッカーさんが上司だったら一生ついて行きます….!!!
と、当時20代の若造の私は思ったものです(笑)
私は結局マネジメント層にはなりませんでしたので、彼のマネジメント論を仕事に活かす場面はありませんでしたが、プレイヤーとしても、この「真摯さ」という言葉に出会い、とても共感できたことが、お仕事に対する価値観をアップグレードし成長するきっかけになったと感じています。
余談ですが、「真摯さ」について深掘りして下さっている方を発見したので貼っておきます。
さて、本題のTrailheadですが、このトレイルは以下のモジュールで構成されています。
Drucker School — ビジネスパフォーマンスの基本
5 つの質問に答えて、組織行動のブループリントを作成します。ドラッカースクール — 顧客および市場戦略
次のインサイトを活用して組織を顧客主導型、市場主導型に変えます。ドラッカースクール — バランススコアカード
バランススコアカードを使用して、進行状況を追跡し、社内の意思統一を図ります。ドラッカースクール — 組織改革のリーダーシップ
組織内の変革を推進する Drucker の原則で、競争力を維持します。
また、冒頭のモジュールで、以下のような説明があります。
どのモジュールも最初の単元で、優れた業績を上げている経営陣が採用している組織の経営理念について検討します。システム管理者がこうした理念に対する理解を深めておけば、組織の成功に貢献する機会が訪れたときに成果を挙げる可能性が高まります。
受講者の皆さんは (まだ!) CEO ではないだろうと思いますが、主な経営概念を知っておけば、今日であれ、明日であれ、時機が来たそのときに確固たる貢献をなす術を身に付けておくことができると考えています。
各モジュールで「Salesforce システム管理者が実践できる上位 5 つの事項」を取り上げ、経営理念の習得に取り組めるようになっています。
各モジュールの中で、Financial Times, Philips Healthcare, New Jersey Transit, American Express といった顧客企業のSalesforce導入事例も交えながら、ドラッカースクールの組織論の基本が学べるコンテンツになっています。
モジュールの中ではドラッカー氏の有名な言葉がいくつか引用されています。
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顧客主導であることはなぜ重要か?
故 Peter Drucker は世界に向けて、この質問に対するシンプルな答えを提供しました。
『顧客こそ企業の基盤であり、顧客こそが企業を存続させる』
ピーター・F・ドラッカー
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『企業の目的は顧客の創造である』
ピーター・F・ドラッカー
これら顧客重視の経営論が、Salesforceのコアバリューの一つである「カスタマーサクセス」と通ずる気がしますね。
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ビジネスに対する考え方が一致していることも、このコラボ実現の要因だったのだろうと勝手に考えました。
Salesforceを学びながらドラッカースクールの講義も受けられる、あるいはドラッカースクールの理論をSalesforceに落とし込む、という貴重な機会を得られるトレイルだと思います。
読み物としてもとても面白いので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。ご覧下さりありがとうございました!
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