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点と点が繋がるということ
スティーブ・ジョブズ氏の有名なスピーチ
今回は雑記です。Salesforce関係ありません。
知ってる人は知っている、スティーブ・ジョブズ氏のあのスピーチ、私も大好きです。
とても感銘を受けました。
私は残念ながらAppleユーザーではないので、それまではジョブズ氏の存在をあまり存じ上げなかったのですが(ごめんなさい)、上記とは別の動画でしたが同じように編集されているスピーチ動画を観て、一気にファンになりました。
私は文章を読むのは好きですがスピーチを聴くのはあまり得意ではありません。すみません。
ですがこのスピーチは最後まで見入ってしまいました。
これがスティーブ・ジョブズ氏のカリスマ性なのでしょうか。
また、スピーチ内容は、文章としてもとても緻密に構成されている印象です。
ジョブズ氏が事前に書いてきた文章を読み上げているため、スピーチをそのまま文字に起こしても文章として成立するのは当たり前といえば当たり前ですが、文章好きの私としては、文章の構成って結構センスが必要だと思うのですよね。
私がもし、彼のスピーチを初めて観た時に、動画でなく文章で読んだとしても、感銘を受けていたと思います。
10分以上の長いスピーチを脱落することなく聴けるというのは、聴きながら理解できるテンポで、わかりやすい言葉と構成で、彼の伝えたいこと、そして聴衆の心に響くことを彼が伝えているからだと思います。
彼の卓越したプレゼン能力がここに集約されている・・・のかもしれません。
スピーチは、スティーブ・ジョブズ氏が2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったものです。
彼が卒業生に向けて、3つの事柄を伝えたい、という内容になっています。
点と点を繋げることについて(about connecting the dots)
愛と喪失について(about love and loss)
死について(about death)
どのテーマのスピーチも素晴らしく、何度も聴いていますが、その中で「点と点を繋げることについて」が、自分の人生とリンクし始めたので、今回はそのことについてつらつらと書いていこうと思います。
スピーチの概要
「点と点を繋げることについて」は、彼自身の生い立ちと、退学の決まった大学生活で単位を無視して受けた講義で得たものが彼自身の後のキャリアで活かせたことを挙げ、以下の言葉でまとめています。
未来に先回りして点を繋げることはできません。過去を振り返って点と点を繋ぐことしかできないのです。
だから将来何らかの形で点が繋がると信じなければなりません。
信じてください - 直感、運命、人生、カルマ。なんでもいいんです。
なぜなら、いつしか点が繋がると信じていれば心に確信が持てるのです。
たとえ人と違う道を歩むことになっても、それが大きな違いをもたらしてくれるでしょう。
スティーブ・ジョブズ氏は禅の思想を好んだと言われ、スピーチにも禅の思想に通ずるような哲学的な考え方が取り入れられています。
このスピーチ動画を観た日から、私もいつか自分の人生の点と点が繋がる日が来ると信じるようになりました。
飽き性で大体のことが続かなく、転職を繰り返した私にとって、ほんの少し、心の拠り所になっていたのかもしれません。
私の人生の点と点
今このスピーチを思い出して記事を書くことにしたのは、Salesforceと向き合うようになって、ただ信じるだけだった「点と点が繋がること」を、実感できているからです。
私の人生には、以下のような「点」がありました。
ド文系でパソコンのパの字も知らなかった私が、ひょんなことからIT企業で働くことになったこと
当時まだCOBOL技術者を育てていた会社で、何故かチャレンジングな部署に配属され、VB.NET(ASP.NET)やJava Servlet/JSPでの開発案件に携わることになったこと
不本意な異動を経験したが、それまで中小企業からの受託開発しか経験がなかった私が大手企業との案件に参加することができ、結果的にはキャリアの幅が拡がったこと
満を持して?転職し、挫折を経験したこと
挫折したものの、Java開発以外の知見を得られたこと
PHP(LAMP)の案件を通してWebシステムを自社開発するとはどういうことか肌で感じたこと
ServiceNowの案件を通してSaaSとは何か、ということに触れる機会を得たこと
ローコード開発プラットフォームOutSystemsの案件を通してアジャイル開発の難しさを実感したこと
40歳を目前にして燃え尽き一旦、リタイアしたこと
技術的な経験は、Salesforceのデペロッパーの領域で活かせると感じました。
SEとして顧客との調整やプログラムを設計した経験は、Salesforceの導入支援やカスタマイズ提案をする際に活かせるのではないかと考えています。
クラウドサービスに対する知見はまだまだ少ないですが、他社製品での経験は自身のクラウドサービスに対する意識をアップデートすることになり、Salesforceに興味を持つきっかけになったと感じています。
一旦リタイアしキャリアが中断したことはマイナスになるかもしれませんが、じっくり時間を取って自分と向き合ったからこそ、Salesforceを自身で調べ、第二の人生の軸にする決心を固めることができました。
Salesforceを通して繋がった点と点
Salesforceに出会う前の私は、焦るようにいろいろな経験を積みたいと奔走していました。
我ながら行動力があるのは良いことでしたが、立ち止まることが恐ろしかっただけのマグロみたいな心境で、結局自分の核となるキャリアを見つけることができず、ふらふらした人生を歩んでしまいました。
一旦立ち止まった時間は、腰を据えて向き合う道を見つけるために、私には必要な時間だったと今は思います。
そして、このブログを書くことにしたのも重要な「点」ですね。
Salesforceへの道をどう切り開けばよいかわからず、一人もやもやしていることに耐えられず(笑)日記を書こうと思った時に、どうせ日記にするなら発信しようと思い至りました。
結果、大きく道が開けたと感じています。
ブログを通して、様々な方が私に下さった情報が、これからの私のSalesforceでのキャリアの礎になることは間違いないです。
本当に皆さまありがとうございます。
感謝を込めて、今回はここまでです。
ご覧くださりありがとうございました!