コミュニティ活性化のキーは「メンバー」じゃない
コミュニティを作ると何が良いかって、一番は「仲間」ができるということではないでしょうか。
ソーシャル、BtoB、BtoC、地域コミュニティや友人同士など、色々なコミュニティのかたちがあります。
・自分ビジネスを深めていく
・自分のこの目的を達成する
・これを世の中に広げる
・みんなでこの目的を成しえる
どんなコミュニティにもメンバーがいるわけですが、このメンバーが「仲間」になってくれて、初めてコミュニティとして活性化していくのだと思っています。
どんな人が「仲間」になってくれるのか
前回の記事で、コミュニティに参加しメンバーになってくれる道筋は、
興味 → 共感、メリット
だと書きました。
メンバーと仲間は、ちょっと違います。
メンバーになったからと言って、一緒にコミュニティを盛り上げてくれる、作り上げてくれるとは限らないからです。
仲間とは、自分にとって信頼できる存在で、安心安全な場である人たちであること。
その仲間になっていく大切な下地は、「共感が自分事になる」だと思います。
こんな想いでこのコミュニティは存在している、ということが明確になっていて、ちゃんと伝わっていて、これからどうしていきたいのかが共有できていること。
そして、メンバー自身に自分事として体感が出来てくると、徐々に仲間になっていくのだと思います。
仲間が出来ると加速する
私がオーガナイズしている無料オンラインコミュニティ、今現在660名ほどがメンバーになっています。
660名も入ってくださっているのは、無料だからということと、「アウトプット」というキーワードに興味があるからということがあります。
この大所帯を活性化させるのは、正直、結構悩んでいるところではあります。
でも、なんとかここまで楽しくやってこれたのは、一緒にやり始め、運営している仲間がいるから。
毎月のミーティング、イベントやライブ、仲間がいなかったらとてもできない。
それから、私が運営しているNPOぷくぷくばるーんも、そう。
設立した当初は、色んなことを全部自分一人で抱えていたので、自由な分軸はずれるし、疲れるし。
もうだめだ・・・と白旗をたて、メンバーに役割を持ってもらったことで、徐々にみんな仲間として一緒に作り上げてくれるようになりました。
だから15年も続いているし、選ばれるコミュニティになっています。
本当に仲間って大切。
一人では到底難しいことが、3人集まれば、5人集まれば、もう何通りもの案が出て、行動に移せます。
メンバーは、こちらから指示やお願いをする人
仲間は、一緒に考え動く人
旗を振る人は当然ながらとても大切ですが、コミュニティにとってのリーダーは、メンバーを仲間にすること、そして仲間とともに考え、仲間とともに作り上げていくことが大切だと思います。
一般的な企業とコミュニティの、大きな違いでもありますよね。
メンバーから仲間に。
ここがコミュニティを活性化させる、大切なところです。