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人はまず「興味」、そして「共感」と「メリット」に集まる

私たちは新しくコミュニティを見つけたとき(または探したとき)、自分の興味をひくコミュニティであれば、参加したいという思考が働きます。

まず、そこが第一歩。

そして、それが無料コミュニティなど気軽に入れるならば、参加の意思を示します。

でも、有料だったり、ちょっと敷居が高そうだと思えば、一旦立ち止まって、どういったコミュニティであるか調べてみます。

第二歩目。

そのうえで、このコミュニティに入りたい!と思えば、躊躇なく参加してくれるでしょう。

ここで大切なのは、何があれば一歩踏み出して参加してくれるか?ということ。

私は、絶対的に「共感」と「メリット」だと思っています。

そのコミュニティの趣旨、目的、目指すところ、想いに共感し、なおかつ自分に有意義で為になる、勉強になる、人とのつながりが出来るなどと感じれば、少々敷居が高くても踏み出してくれるでしょう。

共感とメリット、どちらを重要視するかはその人の考え次第だと思いますが、共感はするけどメリットが全くないのも、自分にメリットはあるけど、目的や想いに全く共感できないのでは、入りたいと思いませんよね。

私が運営しているNPOぷくぷくばるーんは、ボランティア団体ですが登録費を毎年頂きます。

活動する場合の交通費は、上限1,500円までは出しますが、講習会などの交通費は自己負担です。

メンバーの大半は学生なので、同じ自分の時間を使うならバイトをしていた方が良いと思っても無理はないと思うのですが、それでも毎年多くの人が登録し活動しています。

「病院の子どものボランティアって楽しそう」という興味から、
「病気で長期療養する子どもたちに、普通の子どもらしい上質な遊びの時間を届けることが、健全な成長につながる」ことに共感し、
「この活動をすることで、自分の就きたい仕事の勉強になる」というメリットがある。

たとえ「参加したい」と来ても、病院での活動ならではのルールを説明したり、生半可な気持ちだったら他のボランティアを探した方がいいことを伝えると(結構厳しい!)、やっぱり出来ませんという人もいます。

でも、それでも入ってくる子の半分は、毎年続いています。

この流れは、NPOもオンラインコミュニティも同じです。

興味→共感、メリット

いかに興味を持たせるか。
そこから共感してもらうには、何を出したらよいか。
その人が入るメリットは何か。

ここをしっかり押さえ、分かりやすくしておくこと、ちゃんと伝えられることが必要です。





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大竹由美子(コミュニティ育成コンサル)
読んで下さって、ありがとうございます。あなたの毎日の、ほんの少しの色どりになりますように。