レジ係 Sくんの心遣い
私の家の周辺1キロ圏内にはスーパーが4件あり 1番近いところで歩いて1分。
すぐにダッシュで買い物に行けるので仕事が慌ただしい時には特に重宝しているんですよ。(うちの大きな冷蔵庫!笑)
でも1番のお気に入りのスーパーは、その4件のスーパー以外の1.4キロ先にある 「〇〇スーパー」
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なぜお気に入りかというと毎日、夕方になると必ずタイムセールをやるのと特に日曜日は、16時からお肉が2割引きになるからなのです。
それも、安くしてある値札の更に2割引き!
お肉の賞味期限まで5日ぐらいあるものでも全品安くしてくれます。
(そんでもって、ここのお肉 美味しいのよね!)
1ヶ月の食費って結構掛かるから、主婦には本当ありがたいです。
そんな日曜日の夕方特売の時間に合わせて、昨日も一週間のメインの食材になる買い出しに行って来ました。
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で、「この話ってどうなるんだろう…」って思いますよね。
ここからが本題です(前置き長いですよねm(__)m)
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この〇〇スーパーに一人のアルバイトの男性がレジ係としているのですが、この男性を仮にSくんとでもしておきましょう。
Sくんはレジで商品をバーコードに通す時、独特な口調で言葉を発するのです。
「レンコン、240円になりまぁぁす!」
文字では伝えにくいんですが…(苦笑)
普通に「なります」と言うわけではなく、なぜか『なりまぁぁす!』と
語尾を伸ばしながら言うのです。
それも他にレジがいくつもある中、結構大きな声なので一度、聴いたら忘れられないぐらい。笑
まして、他のレジ係の人はモクモクとバーコードを読み取ってますからね。
昨日はSくんのレジで会計をせず、隣のレジに並んでいた私。
相変わらず、元気に商品名と金額を言いながら商品をバーコードで読み取っていたSくん。
そんなSくんに会計してもらっていた、おばあちゃんが声をかけてました。
おばあちゃん:「あんた、元気やね〜。そのまま頑張っていってよね。」
Sくん :「ありがとうございます!勉強もちゃんとしてます。」
おばあちゃん:「あー。そうかね。そりゃあ、精出さなあかんなぁ。」
Sくん:「就職は決まってるので一安心です。ありがとうございまぁぁす!」
と会話に耳を傾けながら
「Sくんは、今度の春からどういう業界でどんな仕事をしていくんだろう」
って私は勝手に一人で考えてました・・・
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このSくん。
大きな声で読み上げているからと仕事が決して遅いわけではないんです!
そして、それだけでなくお客さんの状況を見てレジ袋を持ってなさそうかなと思うと
「レジ袋お付けした方がよろしいでしょうか?」 と自分から気を回して声を掛けているのですよ。
レジを終えた他の夫婦で来ていたお客さんが、
Sくんの独特な口調に思わず笑いそうになるのを堪えながらも、そのやり取りを見て「しっかりしてるよね」と呟いていた。
Sくんのちょっとした気遣いと
ハッキリと読み上げる『なりまぁぁす!』の声。
Sくんはそのスーパーに雇われている一人なんだけど、 来てくれた人とコミュニケーションを取りながら明るくやっているその姿は、まるで自分の小さなお店を持っている店主のように感じるぐらい。
仕事に対して前向きに捉えながら工夫している姿に、とっても気持ちの良いものを感じたなぁ・・・
ただ、雇われているからと仕事を済ませればいいと言うわけでなく、
自分で考え、仕事を面白くしていく。
そして、来てもらったお客さんに気持ちよく帰ってもらう。
そんな姿が感じ取られ、私はSくんが春から 「どんな仕事をしていくのか興味津々だわ…」と思いながら、スーパーを後にしました。
やっぱり、たとえ同じ状況、環境であったとしても自分の心持ちや心構えで違う視点を生み出し、より良い場をつくっていけるんだなぁ
今度、日曜日に買い出しに行った時はSくんのレジに並んでみよっ!
・・・・・
”今日のあなたへのしつもん”
「あなたの周りに気持ちよく仕事してるなぁっていう人いますか?」
「どういうところが気持ちいいと感じるのかしら?」
良かったら教えてくださいね!
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