
今田✖︎飯盛リレーnote「文章を書くこと」
突然ですが皆さん好きな本はありますか?
私が高校生の頃は、朝のHRの時に「10分間の読書タイム」というのがありました。
読書習慣をつけようという試みですね。私は読書がとても好きだったので、休憩時間や、なんなら授業中も読んでいるような学生でした。
私は厨二病を度々自称している35歳ですが、思春期に読んだ本ってすごく影響を受けますよね。1番印象に残っている作品をサムネ画像にしました。
本を読むと、その作品に引っ張られることってありませんか?私はそうなるんですよね。脳内の言葉を発する部分?がめちゃくちゃ引っ張られる。好きな作品にはとにかく影響を受けてしまいがちなのです。ここまで前置きw
文章を書くことになったキッカケ
飯盛「今田さんが文章を書くようになったキッカケがあれば教えてください!」
今田「文章を書くようになったのは大学生の時で、小説家になりたいと思って新人賞に応募したりしていました。最終選考まで残ったことが一度だけあります。
勉強は独学というか、書き方の本を読んだりもしましたが、基本的には試行錯誤ですね。
好みで言うと、描写の文章が好きなんですが、麻雀関連の文章は説明中心のものが多くなりがちで、読むにしても書くにしてもこれは仕方ないかなと思っています。
あまりにも気になりすぎる発言。創作活動をやっていた私としては俄然興味を持ってしまいます。
飯盛「小説家…!めちゃくちゃ素敵ですね…!(もし作品を読めることなら読みたい…!)
好きな本があれば教えてください!」
今田「同じ本を繰り返し読まないので、好きな本っていうのは基本的にないです。本を読むようになったきっかけは、大学時に帰省した時に暇でたまたま読んだ綾辻行人さんの館シリーズがおもしろかったからでした。
あの時読書の面白さを感じていなかったら、その後の生活、だいぶ違ってそうです」
好きな本がないという感想は、読書しない方ならまだしも読書する方としては非常に独特な感性だなと思いました。
飯盛「綾辻さんと言えば、麻雀界隈にもご関係があったような気がします…!私はぷいぷいモルカー好きなおじさまがいるな〜作家さんなのか〜という流れで知りました。
綾辻さんはジャンルとしてはミステリーですかね?」
今田「綾辻さんは麻雀打つはずで、この前Xで麻雀に関する何かを見かけた覚えがあります。
綾辻さんはいわゆる本格ミステリといわれるジャンルを事実上復刻した人で「綾辻以前」「綾辻以後」という言葉があったりします。」
飯盛「おお!歴史の分岐点になるような影響力を持つ作家さんなわけですね!カッコいい。やはり今田さんは綾辻さんの影響を受けたのでしょうか?」
今田「影響を受けたわけではないです。たまたま面白かった、ということですね。
あの頃は本は全然読んでなくて、帰省して暇で、たまたま手に取った本が面白くて、その後も読むようになった、というわけです。綾辻さんの他の作品も、他の作者も。
もし面白く感じられなかったら、本を読むようにならなかったかもしれません。」
飯盛「なるほど…!面白さを知るきっかけにはなったけど、影響を受けたわけではいというのが今田さん独自の受け取り方のような気がします。
今田さんの文章を書くモチベーションはなんでしょうか?何が今田さんに文章を書かせるのでしょうか?」
今田「独自でしたか?読書するようになった影響はもちろん受けてますけどね。
モチベーションはなんでしょうね。あまり考えたことなかったです。読むことが好きなので「これ、自分でもできる?』のパターンではあります。そこが始まりですが、表現というのは中毒性もありますね。
意識しているわけではないですが、文章でも歌でも芸術でも、表現は誰に頼まれるわけでもなく遥か昔からずっと行われてきていることなので、本能的な部分があるかな、という気がしています。
私は読んだ作品から自分の表現に直接的に影響を受けている感覚はあまりないです。
引き出しが増える、というような影響はありますね。
飯盛「なんだかとても素敵な認識ですね。DNAに刻まれた自己表現…!
『好きな作品はない』と『描写する文章が好き』という言葉の対比が面白いですね。
他の言葉に例えると好きな絵というよりも、この技法が好きみたいな、職人気質を感じます(違ったらすみません)」
今田「その技法が使われている絵が好き、って感じですかね。
好きな作品がないわけではないのですが、いわゆる必携の書みたいなものはないです。ただ面白かった作品がある、という感じですね。」
今田さんは普段のやりとりから、とても丁寧でちゃんとされている雰囲気を感じていたのですが、その分「今田さんの特徴」のようなものが中々つかみ取れずにいました。
今回は今田さんの人となりが垣間見えるような、そんな内容になったと思います!
みなさんも良かったら、好きな作品、影響を受けた作品ぜひ教えてくださいね。
それでは今回はこの辺で!