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【🇹🇭#3】ゾウにまみれる

本記事は家族で行ったタイ旅行記事の続編となっています。
最初の記事はこちらよりお読みいただけます。


イカついトゥクトゥクと姉様、参上

チェンマイ2日目の朝は空港近くの宿からスタート。
朝ごはんを付けていたので、朝食をサクッと食べてホテルをチェックアウト。
本当に普通のなんてことない小規模なホテルであったが、甥はここのフロントのお兄さんにやたらハグをしたり、お菓子をあげたりと、お兄さんの温かさを本能的に感じたのか、とても懐いていたので少し名残惜しい。
📍WE Terminal Hotel

今回の旅のメインイベントであるChai Lai Orchid Eco Lodge(後述: ゾウの宿)からの送迎車を待っていると1台のトゥクトゥク風の車両が登場。そして、運転手であろう金髪ショートのグラサン姉様が、水のたらふく入ったキャリーケースを手際よく荷台に乗せる。

トゥクトゥクというとタイ、バンコクでは定番なバイクに荷台をつけた乗り物だが、今回はトゥクトゥクのイカついバージョン。簡単にいうとピックアップの荷台に屋根をつけたようなものだ。

宿泊した空港近くのホテルからゾウの宿までは1時間半、それも山道だ。屋根はあるが窓も扉もない。
しかし、車酔いが激しい私にとっては密閉されたバンや車よりも快適に過ごせる為、むしろありがたかった。あとはお尻との戦いである。

運転手の姉様と甥


サービスエリアで鼻高々

イカついトゥクトゥクに乗って30分ほど経ったであろうか、ガソリンを給油したいとの事で、コンビニや出店が並ぶガソリンスタンド、いわばサービスエリア的なところに到着。
トイレを済ませお菓子やアイスを買い込む。きっとこれから山道に入って行くのであろう。そしてサービスエリアには観光客はいてもほとんどが欧米系で、日本人は見当たらない。

ここに限らず欧米系の観光客がひしめき合うディープな場所に日本人が自分たちだけというシチュエーション、私たち攻めてるアジア人だぜぇー!という調子の乗った気分になるのは私だけであろうか。
とにかくワクワクする気分だという事は間違いない。

定番の観光スポットももちろん楽しいだろうけれど、マニアックな場所でのシュールな経験もなかなかエキサイティングだ。

のどかな風景つづくよどこまでも

サービスエリアを出発してからさらに1時間くらい経過したであろうか。
いつのまにかなだらかな山道に入りのどかな田園風景が広がっていた。
姪や甥はイカついトゥクトゥクの激しめの揺れがかえって心地よかったのか、爆睡だ。

あとどれくらいで着くのだろうかとGoogle mapで確認しようとしたが電波がない。とにかく外を眺めて風景を楽しむことにした。
ちらほら学校らしき建物、お寺などが見えたが人の気配があまりなかった。気配があるとすれば動物の気配だ。確かにこの状況であれば野生のゾウがいつ現れても全く不自然ではない。そんな大自然が溢れている。

ゾウの宿へ向かう道中


大人になってからこのような経験が当たり前でない、とても貴重なのだと思い知る事がある。
中学の修学旅行で行った京都なんかがそうだ。当時は修学旅行の自由時間にゲームセンターでプリクラを撮って過ごしていたりしたが、本当に勿体ない事をしていたと大人になってから気づくのだ。プリクラなんぞ京都でなくても撮れるのに、ありがたみが全くわかっていなかったのだ。それだったら、いっそのこと学校側もUSJとかにしてくれた方が良かったのかもしれない。

目の前で爆睡している姪や甥の記憶に、この旅行での経験や思い出が少しでも残っていてほしいと願うのであった…。


宿に到着、姪のファンサ再び

緩やかな山道を上っていき、頂上付近の小さな村の集落らしき場所にたどり着いた。イカついトゥクトゥクも停車し、宿のスタッフらしきお兄様方が荷物を降ろし始めた。どうやら到着したようだ。
停車した場所から少し歩くと、ゾウの宿のレセプションがあった。

レセプションに着くなり "Please give me her a second" と姪に手を伸ばし 、姪の抱っこサービスタイムが始まった。笑

スタッフに抱っこされる姪

チェックインを済まし、予約していたアクティビティに参加するため、キャリーケースを預け、着ていた服の下を水着に着替える。
そこへアクティビティの案内役と思われるお兄さん2名が登場。こんがりと日焼けをした、若いフレッシュな青年だ。彼らは流暢な英語で自己紹介とアクティビティの説明を始めた。

私たちが参加したアクティビティは以下だ。

参加したアクティビティ

こちらのアクティビティもゾウの宿のオフィシャルサイトから予約をしていた。ゾウとふれあい、川で水浴び、散歩、薬の作り方や餌やりなど、保護されているゾウについて学べるアクティビティとなっている。

ゾウと川で水浴び….
日本では絶対にできない体験であろう。


まるでクラーケンな体験

アクティビティの最初はゾウに餌やりからスタートとなった。ちなみにアクティビティは団体ではなく個々のグループごとに実施してくれるので、我が家のペースに合わせて進めてくれる。
ゾウの顔くらいの高さの簡易的な建物から、ゾウさんたちに餌をあげはじめる。複数のゾウたちは下からというより横からニョキニョキと鼻を伸ばしおやつのバナナを求める。
大人はとても楽しい、そして少し忙しい光景でこれまたシュールな体験であったが、子供たちからしたら巨大タコに襲われているような、少々恐ろしい光景であったであろう。

おやつを求めるゾウたち

カオスでエキサイティングなアクティビティはまだまだ続くのであった…







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