見出し画像

知的障害児すーさんの『お風呂』話し

『お風呂』

ずっときっとこの先もすーさんと一緒に入り続けるでしょう。

教えようにも、できないのだから仕方ない事もあるんですね。

10年くらい前、私は障害者施設である生活介護で働いていた経験があります。

『子どもを見る前に、大人を見ておいた方がいい。』と、その会社のトップに言われたからです。

高校を卒業し大人になったからって、
教えてもらえてないことや、
やってもらっていた事ばかりなら、
本人の力でできる事は少ないのです。

いかに経験をするか。
自分でやるか。
困ったらヘルプをだせるか。

生きる力を育くむ 事業所でした。

目から鱗ばかりで、この世界にのめり込み、すーさんの子育てと療育に生かすために、たくさん勉強して、教えてきました。

それでも、
すーさんはひとりでお風呂に入れなかったのです。

目をずっと閉じれない。
口が開けっぱなしで、シャンプーも洗顔フォームも全て入ってしまう。

もう、機能的に無理だと感じています。

障害者施設で働いていた時、適切な言い方ができなくて申し訳ないのですが、
清潔さに欠ける方が複数おられました。

できないのにひとりでの入浴。
または、できないから入らない。
または、お風呂に入りたくない。

臭うし、爪も黒く、皮膚もただれていたり。

色々な事情がありその結果ではありますが、生きていくために、人と関わりをもつために、
清潔でいることは、普通な事だけどとで大事な事なのだと学びました。

すーさんといつまで入浴できるか考えると不安しかありませんが、
清潔でいる事を当たり前と思えるように、今後も育てていきます😊

#重度知的障害児
#特別支援学校
#療育手帳A1
#ママは放課後デイの管理者兼児発菅

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?