【ネタバレ注意!】『事故物件 恐い間取り』感想
新しいホラー映画と言っても過言ではない、事故物件。貞子や伽椰子のように敵の存在がいないからこそ、映画にはとても期待していた。
結論から言えば、途中まではとてもよかった。事故物件特有の住んでからじわじわ来る怖さと、事故物件で起きた出来事を体験し、物証と照らし合わせた結果、殺人事件の真相を推理するなど構成的にも本の内容を上手くまとめていた。原作を1、2巻を読んでいるからこそ、あの話だな~とか思いながら観ていた。
映画オリジナルキャラクターの存在
芸人コンビの解散から始まり、元相方と一緒に住めば元相方にだけ不幸な災難が続く。コンビのファンと言うヒロインには霊感がある。そんな映画オリジナルキャラクターが人間ドラマに味を持たせていた。
主人公ヤマメは事故物件に住んだことで仕事が増え、元相方やヒロインから事故物件に住むのをやめろと言われてもやめられない。事故物件に住み続けることで少しずつ霊が見えるようになる展開は、観ている側にも霊感が芽生えたような感覚がしてとても恐かった(クロちゃんに救われたのは私だけじゃないはず)
ヤマメは小さい頃、余命3ヶ月のおばあちゃんを毎日笑わせて1年寿命を伸ばした経験から、笑うことで寿命が伸ばせるとお笑い芸人になったはずなのに、今では悲鳴を浴びている。お笑い芸人だからこその皮肉が上手くきいていた。嫌だけど、恐いものを撮らないと仕事にならない。キャラクターたちの人間ドラマもとてもリアルでした。
ただ、Twitterの感想でハ×ー・ポ×ターがバズったように少年漫画的展開になります笑
私が観に行った時は「エクソシストかよ」って言っている人がいました。まぁ、ホラー映画あるあるの1つホラーエンタメですね。
リアルな事故物件を観たいならYouTubeをおすすめします
自分は住んだことがないと思っていても、この映画を観たら分からないという恐怖。他人事ではなく、いつ自分に起こってもおかしくない恐怖、それが魅力です。
私はYouTubeで恐い映像を辿っていくうちに、松原タニシさんを知りました。ちなみに思い込みと思いたいですが、ある動画を見ると人形の霊が頭上を飛び回ります(動画の中でも紹介されています)夜中に光った玉がビュンビュン高速で飛び回っているのを見ました。
リアルな事故物件を見るならYouTubeをおすすめします。もしかしたら、何か感じるかもしれません。リンクはYouTubeで検索して下さい。どの動画か忘れてしまったし、うっかり再生してまた光る玉がまた来るのが怖いので←
何事にも必ず理由がある。怪奇現象が起きる場所は何かしらの因縁がある。そこでは見えざる力が働いている。ホラーが好きなのは、その因縁を知りたい欲求が強いかもしれません。
旅行で観光先の有名な崖に行けば頭痛がしたりして実はそこは自殺名所で……ってことはよくありますが(旅行プランは他人任せ)
だけど、どうしても行けなかった場所が前川邸。某乙女ゲームで新選組にハマり聖地巡りをしていたことがありました。普段は入れない中に入れる機会があって行こうとしましたが急に「行きたくない!」と叫んでいました。あれは不思議だったなー……。
賃貸住宅を借りている人にとっては身近なホラー。変な違和感を感じたら、私は間違いなく逃げます笑 自分はともかく周りを不幸にはしたくないので。