出版への道④ 自覚のスイッチ
私が、作家になりたいからなろうとしたとか、
文章力がアップしたから作家になろうと決めたのではなくて
私は作家だから書くんだ、と反転したきっかけは
サンジェルマン出版のワークショップと、
出版すると決めた後の著者ミーティングだった。
出版のための企画書作成のワークショップでは
ペンネームを決めたら「私は書く人なんだ!と」
カチッとスイッチが入ったのだ。
そのワークをした後、
外出の往路でそのことを反芻していたら
益々腑に落ちて行って、エネルギーが湧いてきた。
それくらい、ガラッと変わったのだ、たった数時間で。
結局はその著者名は使わないことにしたのだけれど、
その時はその名前を通して、著者人格が目を覚ましたのを実感した。
それは、役者さんのように、
役になりきることが当たり前と感じた瞬間だった。
そして著者ミーティングで、サンジェルマン出版のJさんから
「作家になりたいからなろうといあ、文章が上手くなったら作家になろうというのではなくて、観点が逆なの。作家だから書く、んですよ。」
とアドバイスがあった時次のスイッチが入った。
「ああそうか、そうなんだ。私は作家だから書くんだ」と、自覚した。
私は「あなたは何者?」と聞かれると、
言い淀んでしまうことが、長い間続いていた。
どの仕事も職業名だから、私自身となると?
という思いがかなり長い間頭の中を占めていた。
以前は何者だと自覚していたことはあった。
でもそれらがもう主軸ではないな、
と感じるようになってから、そうなんだけれどそうじゃない、
という期間が続いていたのだ。
そのもやもや期間が、あっという間に飛んでいってしまった。
自分の内側で確信できると、
意識する世界が変わることを実感した瞬間だった。
※写真はヴェルサイユ宮殿の庭
この時のツアーで思ったより写真を撮っていなかったので
次回いつ行けるのだろうか?ではあるけれど
次回は美しショットを撮ってくる、とイメージしている。
今は意識をその場に飛ばしつつ。
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