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どんが虹の橋を渡るまで🌈②
2月10日(水)
少し食欲は落ちてるけどブッチを食べてお水を飲んで穏やかに過ごしていた。
パパとママはこの日どうしても外せない仕事だったから心配かけないようにしてくれたんだ。
2月11日(木)
朝早くに隣で寝ているどんが、ぐったりしていた。呼吸がすごく弱くて今にも止まりそう!
もうダメかもしれない!
驚いたパパとママはどんを抱きしめて
どん!どん!どん! と叫んで
泣いて泣いて泣き続けた。
あんな取り乱したパパとママ見たから
どんは心配でいけなかったんだ。
この日、もし どんくんが虹🌈の橋渡っていたらパパとママは心の準備が出来てなかったから
どうなっていたかな。
この時、頑張って持ち堪えてくれてありがとう。
苦しいのにどんは準備期間をくれた。
昼、雪見大福アイスの
バニラだけを美味しそうに食べてくれた。
夜パパがヨーグルト、プリン、蒸しパン、ミニシュークリームを買ってきた。
本当にパパはどんの好きなもの知ってる。
甘党のどんはシュークリームを2個続けて
ガツガツ食べた! ママの指ごと食べる勢い、
元気な時と同じ!
パパとママは大喜び!
どんはいつもいつも幸せをくれる。 どんの行動や仕草で一喜一憂するパパとママ。
足や腰が痛くて元気ないだけなんだ。 膀胱炎でしんどいんだ。
「膀胱炎だから命には別条はない」と言う救急夜間の先生の言葉を信じた。
2月12日(金) ちゅ〜る2本と1/3 と水を飲んだ。
2月13日(土) ほとんど寝てる。水だけでも起こして無理矢理飲ませる。口の周りにちゅ〜る塗ったらペロペロ。
2月14日(日) 水も少ししか飲まない。1日眠たそう。
2月15日(月) どんの目の焦点があってない。軽い発作も時々ある。急いで病院🏥予約してパパと一緒に行く。
先生「目の焦点が合っていないのでもしかしたら脳に何かあるかもしれない。体力的に麻酔や手術は無理だけど先に検査します」
レントゲンで膀胱に影があった。 それが何かどんには調べる体力はない。
若い時にも去勢手術した方が病気になるリスクが減ると聞いて病院に行った時もどんの呼吸では麻酔が危険だからしない方がいいと言われて手術はしなかった。体力があっても手術は出来なかっただろう。
検査中に大きな発作があったらしく、入院して発作を止める薬を使いながら様子を見たいと。ただ免疫を落とすから心臓が止まる可能性もあると。
涙が止まらなかった。パパもママも人目も憚らず待合室で泣いてしまった。膀胱炎じゃなかったかのか。脳に何か起きているのか。命に関わる事がないと言われたのに何故?
パパと少し前から決めていた事。 『絶対に最後は3人で家でくっついてどんが寂しい思いをさせないように抱きしめて過ごそう。』 これは決めてて良かったと思う。決めてなかったら1分1秒でも長生きしていてほしいと思うから1%でも可能性があるなら入院させていたからしれないから。
パパ「最後は家がいいので家でみる方法でお願いします」と泣きながら言った。ママは泣いてばかり。先生は発作を止めるのが1番なので発作を止める軽い注射と水分を少しずつ体内に入れていく点滴注射をして家でみる事を提案してくれた。
注射と検査を終えて診察室から出てきたどんは パパとママを見て大きな声でワンワン!ワンワン!と吠えた。診察前までは声も出なかったのに元気な頃と同じような大きい声。
きっとまたどんは一緒に帰りたいから最後の力を振り絞って元気なフリしたんだ。
『どん、お家帰ろうな』
この日、本当にどんを連れて帰ってきてよかった。この選択は本当によかった。
次の日の点滴と診察の時間を先生に尋ねたら どんの調子がよかったら何時でも大丈夫と予約時間は取らなかった。先生はもうダメとわかってたのかも知れない。