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【19/100】 6年にわたる娘の定期通院を振り返る

2018年から始まった、長きにわたる末娘の定期通院が、本日晴れて終了!!

娘、おつかれさま!
わたし、おつかれさま!!


3人兄妹の末っ子である長女は今年小学校3年生になります。定期通院がスタートしたのは3歳になる前くらいで、わたしが離婚する前後だったような気がします。

当時娘は、風邪症状もない(ように感じる)のに耳垂れが出るということを頻繁に繰り返していました。実際は風邪の分かりやすい症状である鼻水が出るよりも先に、耳の方に流れていってたようです。俗にいう慢性中耳炎です。

その頃わたしはまだ会社に勤めていて、週2回の耳鼻科通いはとてもじゃないけどひとりでは対応できず、実家の母にサポートしてもらいながら通院していました。しかし、通院してもいっこうによくならないというか、通院して耳をきれいにしてもらってもまた耳垂れが出るということの繰り返しでした。

鼻水として出てくれればいいのですが、かかりつけ医によると、鼻の管が細いといった顔の構造の問題なので成長を待つしかないとのことでした。



そうこうしているうちに、わたしは、とうとう娘を病院へ連れて行くのをやめてしまいました。離婚をきっかけにわたしと母との関係が少しずつ悪化したことや、会社を辞めざるを得なくなったことなどの精神的負担と、そもそも薬を長期的に使い続けることに抵抗があったからです。通院のスケジュールと投薬に疲れてしまったのでしょう。娘が4歳になるころだったと思います。

「耳垂れが出たら、家で清潔にする」ことは変わらず続けました。

あるとき、知り合いのドクターから耳鼻科を紹介してもらい、セカンドオピニオンではないですが、かかりつけ医ではないところへ行きました。完治するために別の方法はないのかを聴きたかったのです。

そこで鼓膜が破れたままになっていることを知りました。

中耳炎になって耳垂れが出るだけでは、鼓膜は破れません。もし破れても多くの場合自然に再生します。

しかし娘の場合は、症状がひどかったことに加えて、慢性的に中耳炎を繰り返していたので、鼓膜が再生しないうちにまた中耳炎になってしまうことで、鼓膜が石灰化してしまい再生機能を失ってしまったとのことでした。

わたしは通院をやめてしまったことを後悔しました。

わたしが元気だったら
わたしが嫌でも母のサポートを受けていたら
離婚してなかったら

選ばなかった選択肢を選んでいたら防げたかもしれないことだとわたしは解釈しました。

娘の聴力にも影響が出ていたことが自分をさらに責める理由になりました。
娘が5歳(年中)くらいだったと思います。



続けてドクターから鼓膜再生手術について説明がありました。比較的難しい手術ではないが、全身麻酔になるので、実際に手術するのはもう少し先のほうがいいのではないかという提案が伴なうものでした。具体的には小学校に上がってから。

手術が終わるまではプール禁止。鼓膜が破れたままでは、ばい菌が繁殖しやすいからとのことです。プールに通いたがっていた娘がとても残念そうにしていたことをよく覚えています。

小学校1年生の夏休みをめどに手術するイメージで過ごすことに決めました。

そうこうしているうちに同時期に娘は、呼吸不全を起こすようになりました。娘はそれまでナッツをはじめ、たまごなどにアレルギー反応を起こしていたこともあり、遅延型のアレルギーかと思ったのですが、かかりつけ医からの紹介状を持って総合病院に行くと「ぜんそく」診断されました。

わーーーーーーーーー
まじかーーーーーーー
え?運動は?普段の生活は??
????

「?」がいっぱい浮かんだところに
しばらくは月1で通院しなきゃいけないことが分かり、しばらく呆然としたことを覚えています。

こいつもかーーーーーー

といのもわが家は、かなり軽いほうではありますが、次男が先天性奇形である口唇口蓋裂で生まれきたので、生後3カ月、5歳、6歳と3度の手術と、3カ月~半年に1回の頻度ですでに定期通院しています。

・次男の形成外科
・次男の口腔外科
・娘の耳鼻科(中耳炎)
・娘の小児科(ぜんそく)
・子ども3人の予防歯科
・娘の矯正歯科

えーーーーーーーーー

娘の症状に??を浮かべながら、なによりわたしは、自分の時間が通院でうまっていくことに不安と不満を覚えました。

実際は、この過密スケジュールに長男の骨折も加わり、週1以上でわたしは病院にいた時期もありました。

加えてコロナ禍。

まじかーーーーーーー



幸い、ぜんそくの経過観察も鼓膜の手術も同じ総合病院で、なおかつ自宅からとても近かったので物理的な負担は軽減されていたと思います。物理的な負担は・・・。

もう心を無にして、わたしは淡々と病院に通いました。ドクターが指定する日程にわたしのスケジュールを丸一日開けて、ただひたすら対応しました。
手術の時期は見えていたので、そこまではなんとかやれました。

コロナ禍で手術が1年後に延期になるかもしれないといわれながらも、鼓膜再生手術を皮切りにひとつずつ完了スタンプを押していくことができました。

2022年に鼓膜再生手術が終わり
2023年にぜんそくが完治し
そして本日ついに、鼓膜再生手術の予後観察も終了したのです!!!

それはもう、かなり大きなプロジェクトを完遂した感覚です。

一方で娘は、定期通院が終わったことを少し寂しがっていました。それは通院が平日午前だったからです。学校に遅刻していったり、病院のカフェでわたしとお茶する時間が楽しみだったそうです。

それを聞いて、うんうん、わたしもそれを楽しみに淡々と付き添ってきたんだよな、と思いました。



これを書きながら、わたしの定期通院に子どもが付き添ってくれているシーンがふと頭に浮かびました。



さいごまで読んでいただきありがとうございます。
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