【2/100】 「クセがすごい!!」って周りの人に言われてはじめて自分のクセが分かる
「そのクセやめなさいよ!」って言われた経験がある人も多いと思います。
ただ、自分の行動をなにかしらの「クセ」だという認識って、自分ひとりの視点だけでは生まれないものだとも思っています。
「クセになるまで続ける」場合、はじめのうちはまだクセになっていません。なにかを続けて、クセづいてくるとそのうち本人は「クセである」ことを忘れてしまうでしょう。行動は自動化され、無意識のなかで繰り返されるようになるからです。
箸の持ち方だって、なにかお手本があってそれと比べるから「クセ」があるって分かるけど、お手本を見ない限り、自分のやってることがそれとは違うなにか自分なりのクセがあるなんて気づきもしないわけです。
これは、「考え方」にも当てはまるとわたしは思っています。
考え方にもクセがあって、なにかしらの刺激に対して出てくる反応までの道のりはおそらく、数本の回路くらいしか使われていないのではないでしょうか。
例えば、子どもが牛乳をこぼす場面を見る→うわ、片付けめんどくさいと思う→イラっとする→もーと不機嫌を表現する、というように、こういった回路は「子どもが牛乳をこぼす見る」という刺激に対して、一筋の道しかないんじゃないかと思うほど、わたしは毎回同じ反応をしています。
もしかしたら、「ついでに床掃除ができてラッキー」と思う回路があったとしても、それが選ばれることはなく、毎度「不機嫌な反応をする」を自動的に選び取っています。
この思考の道のりは、わたしの場合完全に「クセ」になっているので、別の選択をしようとするとかなりのエネルギーが必要です。新しい選択肢を毎回選び取り、さらにそれをクセになるまでひとすら続けるという作業が必要です。
こうして、自分の望む行動を新しいクセにしていくわけですが、そもそも自分がしていることをクセだと認識することは、ひとりでできないんじゃないかと思っています。
前半で箸の持ち方の話をしましたが、お手本に出会う、もしくは周りの人から「それ、いつも同じやり方してるね」とフードバックをもらわない限り、気づきにくいでしょう。
なぜなら、自動化されて無意識になっているから。
じぶんひとりでクセに気づこうと思ったら、似たような場面を何度も思い返して、自分はある刺激に対してどんな反応をしているか、ひたすら分析し続ける必要がありそうです。いわゆるセルフコーチングというやつです。
このやり方が合っていて、自分好みだという方もいます。
一方で、それを続けてもなかなか自分ひとりでは気づきにくいという場合もあります。
そこでやっぱりたいせつだとわたしが思うのは、人に話すことです。しかも、自分の主観を入れずに話を聴ける相手に話すことがたいせつです。コーチやカウンセラーといった肩書の方がそれにあたるかもしれません。そんな肩書がなくても、主観を入れずに話を聴ける方もいると思います。
心理的に安心できる相手に話すことで、自分の考え方のクセに気づき、自分の望む新しいクセに変えていくことができると思います。
わたしはコーチですが、定期的にコーチングやカウンセリングを受け、自分の考え方のクセを見るようにしています。いいとか悪いとかそういうものでもなく、そんなクセなんだな、くらいのものだったりもします。変えなくていい素敵なクセもたくさんあると思います。
自分の考え方のクセについて気になった方はぜひ、コーチングセッションを体験されるといいと思います。わたしもコーチングセッションをご提供していますので、わたしでもいいですし、他のコーチでもいいと思います。
もしわたしから受けてみたいと思う方がいらっしゃったら、お盆休み特別企画として単発の体験セッションを予定しているので、試してもらえたら嬉しいです。
↓↓
最後までお読みいただきありがとうございました。
二日目も無事更新できました♡