エフェを初めて意識してやってみた。
友だちからエフェクチュエーションのことを
教えてもらってから、
日々の中で実践していきたいなあと思いつつ、
なかなかできずにいた。
そんなわたしが今日、
初めてエフェを意識して挑戦してみた。
今年のはじめ、
イギリスから一時帰国中の友だちとランチをした時に、
彼女から
「イギリスと日本のサッカーを繋ぐのが夢。
日本でサッカーをしている子で、
イギリスでサッカーをしてみたい(留学的な?)と
思っている子がもし周りにいたら、
わたしがその実現の力になれると思うから、
声をかけてほしい。」
と言われた。
その時、
わが家の子どもたちが小学生だったころに
交流のあったご家族で、
末っ子の娘さんがサッカーをしていたことを
思い出した。
でも、イギリスでサッカーって
なんだか夢みたいというか、
現実味がないというか、
そんな話でいきなり連絡しても
「えっ……」って思われるかなあ、と思い、
結局、その子には声をかけなかった。
それが今日、なぜだかふっと
その子に声をかけていないな、
ということを思い出した。
なんだか少し、気になった。
やっぱりその子のお母さんにLINEしてみようか、
と、なぜか今になってそんな気になった。
ここで初めて、エフェをやってみた。
やってみて、
うまくいかなった時にわたしがこうむる損失と、
やらなかったことでこうむる損失を
天秤にかけてみた。
声をかけた時の損失。
その子のお母さん(ママ友)に、
・「この人は久しぶりにいきなり連絡してきて、
いったいなんだ?」
と不審に思われる。
・なんか変なビジネスか? と警戒される。
・変な人と思われる。
声をかけなかった時の損失。
・その子が実はイギリスでのサッカーに
興味があった場合、
その機会をなくすことになる。
・その子の人生の可能性・選択肢を
1つ減らすことになるかもしれない。
2つの損失を天秤にかけた時に、
その子の人生の可能性に制限をかけることに比べたら、
わたしが変な人と思われたり
不審に思われたり警戒されるって、
大したことじゃない気がした。
わたしが気にしなければいいだけの話だ。
それで、思いきってその子のお母さんにLINEしてみた。
今はイギリスのことは考えられないけれど、
もしいつか興味を持つことがあったら、
その時は連絡するね、
というお返事だった。
予想どおりだったけど、
わたしはやっぱり伝えておけてよかったな、
という気がした。
イギリス在住の友だちに
「サッカーしてる子のお母さんに伝えておく」
とその場で言ったことも実行できたし、
「こういう道もあるよ」
という提示をしたことで、
もしかしたら、
その子の人生の選択肢を増やすことが
できたかもしれない。
そんなわけで、
今日がわたしの初エフェクチュエーション記念日だ。
やったことは、
LINEでメッセージを送るという
ものすごくささやかなことで
超ベビーステップだけど、
初めての一歩を踏み出せた。
なんだかうれしい。