石鹸を変えたら、生活がちょっと豊かになった話。
大分県日出町にある大神ファームへひまわりの花を見に行った時、ショップで偶然見つけた薄荷せっけん。薄荷?せっけん?っと眺めていたら娘がやってきて、「それいいね。私も買おう。」とカゴに入れた。
買うつもりはなくてただ眺めていただけだったんだけど、どうしょうもなく気になる。一つ200円もしないのに、これまで石鹸にこだわることがなかったのでどうしようかな?と迷っていたら、再び娘がやってきて「一緒に買ってあげるよ」とプレゼントしてくれた。
独身の頃や子育てに追われるまでは、生活の中で香りを楽しんでいた。バスソルトやアロマオイル、石鹸やシャンプーも香りで選び常にいい香りに包まれていたのにいつから止めてしまったのかしら。
最近の私は、石鹸はドラッグストアやスーパーで値段の安いものを選ぶようになっていた。それで特に困ったわけでもないし、香りを我慢していたわけでもない。安くても石鹸の清潔な香りは楽しめた。よくも悪くもない石鹸。普通の石鹸。
お家に帰り、たった1つの石鹸がとてもとてもうれしくて直ぐに開封。なんだ、この癒される薄荷の香りは。ドロップの缶に最後まで残った薄荷の飴のあの香り。なつかしい。スーッとする清涼感。それが、とってもいい。夏の蒸し暑さもスーッと快適な風に変わる。魔法のように空間をさわやかに変えてくれる石鹸なのだ。
パッケージには、昔ながらの釜焚き製法で100時間かけて作った石鹸と書かれている。しばらくは、お部屋のフレグランスとして香りを楽しもう。その後、お風呂で清涼感を楽しもう。そう考えるだけで楽しい。
石鹸で生活がちょっと楽しくなるんだと感じたのは、この薄荷せっけんが我が家にやってきたことから始まる。使ったあとの爽快な香りはもちろんなんだけど、天然成分のおかげで肌がつっぱることなく乾燥しない。しかも、肌がひんやりと気持ちいい。石鹸でこんなに幸福感を味わえるなんて不思議だ。
その後、東京ステーションホテルに宿泊したときも石鹸で幸福感を感じることができた。ホテルの客室に置かれたアメニティーの石鹸がこれまたすごくいいのだ。
その石鹸はイストワール ドゥ パルファンの石鹸。東京ステーションホテルが、フランスのフレグランスブランド「HISTOIRES de PARFUMS(イストワール ドゥ パルファン)」とコラボレーションして1年以上もの歳月をかけて歴史あるホテルを彷彿とさせる香りを作り上げたもの。石鹸で洗い終わったあとの香りがなんとも優雅で素敵。レディーな気分になれる。記憶に残るひとときへと誘ってくれる香りの石鹸というのは本当。
石鹸一つで生活をワンランクアップできる。これからはちょっとだけ香りを生活に取り入れ、気分を上げていこうと思う。