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令和4年度予算の審議① 子供にツケを回さない!

皆様、こんにちは!
杉並区議会議員の小林ゆみです。

本日は、杉並区議会の予算特別委員会において審議した内容をご紹介したいと思います。

予算特別委員会というのは、来年度予算に対して杉並区議会議員全員が委員となり、行政側である杉並区に対し、区民を代表して質問や意見要望を申し述べる機会です。
令和4年度予算案が、無駄なく持続可能な財政運営ができるようになっているか、そのうえで区民の福祉増進を約束できるものになっているか、といった視点で質疑をしてまいります。

私、小林ゆみは、私が所属している会派が登板できる全ての番で、杉並区執行部に対して質問をいたしました。

会派の出番は4回(4日間)あり、1日目は歳入と、予算書でいうところの9〜11款(公債費など)について、2日目は1〜3、8款(総務費など)について、3日目は4、6款(保健福祉費など)について、4日目は5、7款(教育費など)について質問できます。
※予算書が分厚く、四つに分けて「この日はコレについて話そう」としないと、話がとっ散らかってしまうので。

本日は、我が会派にとっての出番1日目であった3月4日(金)に私が行った質問について綴ってまいります。

この日は、令和4年度の杉並区の歳入や、今回予算特別委員会に付託された各種議案について審議をする日でした。
こちらに動画がありますので、よろしかったらご覧になってください。

http://suginami.gijiroku.com/voices/g07_Video2_View.asp?SrchID=7566

私からは議案第6号 (杉並会館についての条例改正案)と、行財政改革の観点から財政効果見込額について質問をしました。

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議案第6号は杉並会館という、かつては結婚式場などの機能があり賑わっていた施設についてです。
本議案は、杉並会館の条例の中の「集会室」についての記載を削除する、つまり、集会室を廃止するという内容になっています。

杉並区では長年、区立施設再編整備計画という計画に沿って、杉並区内の公共施設を廃止・統合・機能継承したりしてパワーアップさせています。
(そうしないと30年間で2,800億円の施設改築費がかかってしまうことが、かつての試算により発覚したため、『未来の杉並区民にそのような莫大な財政負担をさせたくない』ということで、現在頑張っているところです。)

馴染みの場所が一時的に失われてしまうことは、区民の皆様にとって不便なことではありますが、別の場所に機能継承・発展し、公の施設をいわゆる「幽霊施設」のようにしないためにも、必要な政策ですね。

財政効果見込額についての質問では、情報化経費精査により5,533万円の財政効果が見込まれていることについて質問しました。

システムの導入や改修をする際に、杉並区以外の外部機関に経費など契約内容の妥当性を精査してもらうことで適正な経費で政策を進めることができるようにする取り組みです。

つまり、区の情報化系の業務を専門のコンサルさんに見てもらった結果、「こんなに経費が浮きますよ」という結果が出たということです。(コンサルさんに頼んだ経費を差し引いたものが5,533万円とのことでした。)

どんどん区の業務を見直して、ムダを省いてほしいですよね。
区民税が無駄なく政策に使われるためにも、必要な取り組みです。

他にも、「消費期限の迫った備蓄食料品の処理コスト削減」で15万円など、額は小さいですが着実に無駄をカットし、財政的な効果が上がる見込みがあるということが確認できました。

欲を言えばもう少し行財政改革を頑張る余地があると感じましたが、取り組みの方向性は間違っていないため、こういった区の取り組みはこれからも応援していきたいと思います。

子供にツケを回さない、豊かな杉並区を後世に遺したい。
今後もしっかりと目を光らせて、区政をチェックしていきたいと思います!

次回のnoteも、予算委員会の質疑について書かせていただきますね。
読んでいただき、ありがとうございました🌸

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杉並区議会議員 小林ゆみ
令和4年3月15日

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