ショッピングアプリのレポートと分析

今回は、data.aiのレポートを読んで、
それに関連してアプリの分析をおこないました。


data.ai(旧App Annie)とは

アプリに関する市場データと分析ツールを提供している、アメリカ合衆国の私企業。
引用:Wikipedia

アプリの売上・利用や、広告出稿の管理が分析できるサービスを
提供している会社。

ショッピングアプリレポートで分かったことメモ

2020年からのコロナ禍を受けて、世界的にアプリ利用時間・利用金額が増加したとのこと。
・これからの小売では、オンラインのみの接点では信頼関係を構築することは難しく、オフラインでも施策を推進しユーザーの育成をすることが必要。
・割引はわかりやすく提示。
・ウォークスルー(チュートリアル)を作成する
・日本や韓国に限っては、デジタル体験に重きを置いたアプリが好まれている・・・
 Z世代のモバイルファーストのユーザーに有効
 「欲しいものリスト(いいね!のような機能)」とストーリーなどでの「シェア」が気軽にできると○

実際のアプリ分析

上記の踏まえて、これらを効果的に実証できているアプリを数個分析しました。

1. ユニクロ

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・「店頭受け取りなら送料無料」ということばで、店頭に足を運んでもらうメリットを提示している。→ 店頭に来てもらうことで、直に商品を見てもらい、体験してもらうことができる。

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・「カートに入れる」ボタンがあるものの、すぐ下に「店舗在庫状況」が示されている。→「近くのユニクロに置いてあるなら買いにいこうかな」という気になる

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・「StyleHint」というユニクロ・ジーユーの共同開発のアプリと連携している。
ユニクロのスタッフや顧客が投稿をし、「これ着たい!」と思わせられ、インフルエンサーのようにもなっている。

====感想

ユニクロは、オフライン+オンラインのどちらかに重きをおいている、
という印象はなく、どちらを使用することによっても
相乗効果が表れるように作られているのかなと思いました。


2. ZOZO TOWN

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・アプリのTOPには、カルーセルで今ユーザーにおすすめしたいイベントが
掲載されるようになっている。
・ファーストビューギリギリ見えるあたりに、自分の登録しているお気に入りアイテムのセール品が表示されている。
 → 自分がお気に入りに登録しているブランドのものが表示されるので、すぐ購入したいという気が起こる。

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・商品の「コーディネート」という項目では、ZOZOが開発しているファッションコーディネートアプリ「wear」で着用されている様子を見ることができる。
また逆に、wear上では、着用されている情報をZOZOで確認でき、そのまま購入することができる。

====感想

ファッション通販サイトとして歴史のあるZOZO TOWNは、
コーディネートアプリもいち早く取り入れているイメージです。着用イメージ図と購入がワンストップで出来るようになっていて、
購入を促せるようになっていると思いました。


3. IKEA


郊外の広い土地に店舗があることが多かったですが、一人暮らしなどのミニマムな需要にも目を向け、近年は都市部にも店舗を構えている。
インスタライブ、オフラインのイベントでも、ユーザーとの繋がりを作っている。

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・IKEAは、TOPにアイデアを示すことで、「自分の部屋(会社)に置いたらどうか?」と想像させることができる。
IKEA PlaceというARのアプリでは、部屋に実際に商品をARで置くことができ、サイズ感の確認ができる。

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・こちらもユニクロと同じく、「IKEA○○店に在庫あり」と示すことで
来客を促している。

====感想

最近は多くなってきた家具のARですが、IKEAは2017年にAppleと共同開発をしていて、もともとIKEAが遠くにあってなかなか買いにいきづらいユーザーにとっても
オンラインで買いやすいように設計されていると思いました。


4. PAL

多数のアパレル・雑貨ショップを全国展開しているアパレルメーカー。

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・アプリのTOPは、ZOZOと同じくカルーセルで伝えたい情報のバナーがいくつか見れるようになってる。
 その下には、今後の季節商品が見れるようになっている。

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・販売員のブログやコーディネートがアプリ上で見ることができる。
・instagramにも飛べるようになっている。
多い人だとフォロワー数は数万にもなっていて、販売員がストーリー上で
試着をしたり、商品に関する質問に答えたりすることで、より
商品のイメージが手に取ったようにわかりやすくなっている。
また、「あの店員さんに会いに買いに行く」という消費行動にもつながっている。

====感想

個人的に何人かフォローしているのですが、販売員自体がインフルエンサーとなることで
商品の購買行動に大きな影響を及ぼしていると思いました。


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