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底辺受験生の証券アナリスト1次合格記

2024年春に1次3科目合格しました!


こういった合格記を読み漁るのが好きだったので、私も書いてみます。

底辺のスペック

  • 金融業界(弱小)

  • 金融知識皆無。円安???のレベル

  • 数学知識皆無、微分???のレベル

  • 学歴ポンコツ

  • 残業ほぼ無し+ぼっち=勉強時間の捻出はできる方

勉強の流れ

6月 協会テキストで勉強するも無理すぎて受験辞退を悩む

早速申込み、協会テキストで勉強しようかと思ったのですが、協会テキストの内容がちんぷんかんぷんで無理でした。無理すぎて受験を諦めようと思ってましたが、金額が大きい試験だったので諦めきれず、どうしようかなー、でもまだ時間あるし今度考えよう、と考えることを後回しにしていました。

7月 tacの総まとめテキスト+過去問でも無理で落ち込む

「協会テキストは見ないでおk!」「とにかくtacのテキスト見て過去問回せばおk!」と先代の合格者が言っているブログ記事を複数見て、「なるほど協会テキストは難しいのか!そりゃあできるわけないのか!」と思いtacの総まとめテキストと過去問集を買いましたがそれでもワケワカメ状態でした。先代合格者たちは総まとめテキストと過去問集でなんとかなったっぽいのに、自分はとてもなんとかなりそうになく、自分が底辺受験者であることが証明されて普通に落ち込みました。

8〜10月 YouTubeと過去問で勉強をはじめる

本当に諦めようかなと思っていたのですが受験料の大きさでまだ諦めがつかず、ふとYouTubeで調べたらわかりやすい動画がたくさんあることを知り、これならいけるじゃんと思いYouTubeを使った勉強をスタートしました。まずは科目2と科目3を勉強しましたが、この2科目の内容は他資格でも範囲が被るからかYouTubeに解説動画がゴロゴロ転がっていました。

特にお世話になった方が下記で、

  • しし丸さん(証券アナリスト試験対策を専門にしているYouTuber。たぶん全動画見ました。科目2と科目3は無料で全範囲網羅できるくらいの動画数を出してくれているので、学習初期は該当範囲を勉強するときにしし丸さんの動画を1つ見る→該当する範囲の過去問を解く、を繰り返していました。後述しますが有料コンテンツも購入しました。)

  • おかねのおにいさん(本当にわかりやすいです。証券アナリスト試験対策のコンテンツは全部見ました。あと合格者へのインタビュー動画、モチベになりました)

  • Kanbayashiさん(IS-LMはこの方の動画のおかげで根本理解ができました)

  • なかのミクマク経済学さん(この方のIS-LMAS-ADの説明、神でした。あと関税の問題、動画見てたおかげでテスト当日問題見てにやりでした)

  • 茂木先生(ラズパイレス指数リカードの比較優位の動画、神でした)

  • FPお金レッスンの内山先生(時間加重収益率デュレーションのあたりの説明わかりやすかったです。めちゃ話し方優しくて話し方勉強になる、かっこいい、癒し、推し)

とあげるとキリがないのですが、特に科目2と科目3はわからない単語をYouTubeで調べれば、もしくはGoogle先生に聞けば、何かしら動画だったり、大学のレジュメだったり、ブログ記事だったり、引っかかってくるコンテンツがあると思うので、それを無心に見ては過去問を解き・・・といった勉強を続けていました。微分のやり方も中高生向けに勉強を教えるYouTuberさんから教わりました。ほんとYouTube様々です。

多分科目2と3はこの時点で、年によりますが5〜6割くらい取れていたと思います。

過去問は最新のと、メルカリで1個前のものも買い、とにかくインプットしたらアウトプットを繰り返してやっていました。

11月 科目1 しし丸さんの有料動画を買う

上記YouTube勉強で科目2と科目3は光が見えてきたのですが、科目1に関しては、同じ範囲を扱う資格が少ないためかなかなかYouTubeでもGoogle先生でも良いコンテンツを見つけられませんでした。でも資格予備校を頼るのは高額すぎると思い(後述しますが、のちに会社補助の存在に気づきtacの通信講座を受けますが笑)、既に科目2と科目3の勉強で大変お世話になっていたしし丸さんの有料動画を購入しました。

しし丸さんの動画を見て、過去問をやって、を繰り返し科目1もこの時点で5〜6割は取れるようになっていました。

12月 会社の補助でtacの講座を受けられる事を知り申込み

このタイミングでtacの講座を会社の補助で自己負担少なめで受けられる事を知り(金融業界はこういう補助しこたまありますよね。事前に調べておくべきだった・・・)申込み、コツコツ受講を始めました。

そんなこんなで年末、クリスマスイブに家でひとり2023の秋試験を初見でやってみて、全科目75%くらいでした。

1〜4月 ひたすら過去問演習とtac教材

tacの通信講座は、講義やら模試の解説やら直前講義やらで講義動画が試験前まで更新され続けるので、講義を聞いては問題を解き、その合間にtac出版の過去問を回しました。暇なときは仕事中でも隙間時間でもCMAのマイページからe-learningで過去問を1問だけでもポチポチやったりしていました。通勤時間もスマホの単語帳作れるアプリで単語帳を作って正誤問題の演習とかしていました。

勉強時間の合計は、1000時間はいかず、700〜800時間くらいはやったのかなーと思います。ネットでは200時間とか300時間とかありましたが底辺受験生の私は無理でした。時間だけはあったので毎日2時間はやっていたと思います。土日は図書館立て籠もりでした。経済学や統計を既に勉強している学生さんや、金融業界にいて金融の知識を得ている方ならもっと少ない勉強量で済むと思いますが何もアドバンテージがなく、むしろすべて苦手な自分はこれくらい必要でした。

tac通信講座としし丸さん有料コンテンツの感想

tac通信講座としし丸さん、両方課金する人もなかなかいない気がするので双方の感想を書いておきます。

tac通信講座は演習できる問題数は多い反面、講義の良し悪しは先生ガチャ要素が強いと思います。
良い先生の講義はすごく良かったです、ただ先生によっては本当に分からなさすぎて受ける意味あるのかな、、、状態の講義もありました。でもこればっかりはtacさんが悪いとかではなく仕方ないですよね。ただ、tacの通信講座は講義動画以外にも問題集や例題集、実力テストに模擬試験と、問題演習が相当な数あったので、自分にはちんぷんかんぷんだった講義でも、問題演習で理解出来た、ということがよくありました。問題演習できる量はtac通信講座がダントツなんではないでしょうか。

一方でしし丸さんは問題集の用意は無いので、問題演習は過去問など自分で別途用意する必要がある反面、講師はしし丸さん以外の方は登場しないので、先生ガチャは常にSSRのしし丸さん確定ガチャ(そんなガチャあるのか笑)でわかりやすい講義は折り紙つきでした。端的だけれど理解を重視して教えてくれるので、土台をしっかり作りつつ学習することが出来たと思います。

でも両方やる必要は無くて、どちらがひとつで良かったなぁとは思います笑

新プログラムの勉強に関して

倫理は過去問を解いただけで何もしていません。足切りは怖かったですが、問題自体は常識で解けるものが多いと思います。

統計学は統計WebをStep1の途中まで読みました🐈1番苦手科目だったので、協会テキストの章末の練習問題みたいなのもやりましたが、試験本番で全く手が出せない問題も普通にありました。悔しいので証券アナリストの合否待ちの期間で統計検定2級を勉強してます。受かったらこの話はまたnoteにしたいな。

コーポレートファイナンスは新プログラムになってからの過去問と、tac通信講座で対策しました。

振り返ってやればよかったと思うこと

直前期、過去問以外の問題演習をやればよかったなーと後悔しています。私は過去問をやりすぎて(多分本とe-learningで合計して、合計10周くらいはしていたと思いますやりすぎです)、最後のほうは考えて解くというより答えを覚えてしまっていて、「確かこれが答えだよな、ということは解法はこうだったか」みたいな解き方になってしまっていました。こんなことなら、例えば協会テキストの章末の問題とか、tacの問題集とか、少しでも色んな問題を解いて解ける問題を増やせばよかったです。恥ずかしいですが答えを暗記して問題文を全て見なくても秒で答えがわかる自分に酔っていたと思います。この反省は2次や他の資格勉強に活かそうと思います。

2次も頑張ります

そんなこんなで合格記でした。とりあえず合格できて本当に良かった!2次も頑張ります!

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