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2年前の停電の思い出から猫との避難を考える

2018年9月6日午前3時7分。北海道厚真町で震度7を観測した「平成30年北海道胆振東部地震」が発生しました。

厚真町から約120㎞離れた私の住む港町では震度4を観測

夜中に起きてすぐに停電が発生しましたが、wifiが切れていることをすっかり忘れて友人とLINEしまくり、AbemaTVやTwitterで情報を得て夜明けを待ちました。

朝6時。実家の両親に電話をするもまったく反応なし。家電も携帯も出ません。心配になった私は急いで支度を整えて、停電してることを踏まえて歩いて実家に向かいました。(歩いて30分ほどの距離)

信号が消えているため、交通整備をしている警察官に挨拶をしつつ歩いて実家へ。その途中でも何回か家に電話しましたが、出ません・・・。

しかし、実家にもう少しで着くという距離でようやく母親が電話に出ました。無事なのか確認すると、「寝ていた」と一言。うそーん。

実家で両親の無事を確認し、会社へ。(歩いて10分ほどの距離)

もちろん、停電しているため仕事になりません。
ということで、必要なもの(社員の方たちの食糧や水等)を買い出しに行きました。

イオンの前では、なぜか大きな車がひっくり返っている現場に遭遇。

食料品売り場は今まで見たことないくらいの混雑。レジの行列は出入口まで続いていました。

圧倒的非日常感を感じつつ、レトルト食品やお水を購入。社員のみなさんと分けて昼前には解散。

その日は暗くなるまで実家で過ごし、懐中電灯片手に自分のマンションに帰りました。当時はソフトバンクを利用していたのですが、歩いている途中で電波が死亡。圏外になり、誰とも連絡がとれなくなりました。

真っ暗な中、懐中電灯の光だけで歩いていると、とある駐車場で上半身裸の男の人が一心不乱に花火をしている場面に遭遇。
こんな状況の中で、ちょっとなごみました(?)

そして、満点の星空!!
めちゃくちゃ感動しました!
昔、オーストラリアでグローワームを見に行った帰り、山中で道路に寝っ転がって見た星空を思い出しましたね。

なお、停電での一番のダメージは「圏外」です。
例え電気がつかなくても、ネットがつながっていれば情報を得られる、友人と連絡がとれる。誰かとつながっていると実感できる。それだけで安心します。
しかし、「圏外」になると頼れるのはラジオだけ・・・。

ちなみに、昔、仙台に転勤が決まった時に友人から防災グッズをもらったため、ある程度の備えはしてあります。その中に手巻き式ラジオが入っていたので使ってみました。

・・・AMしか入らず、もっとさみしい気持ちになりました。

次の日、会社だけは電気が復旧したため(周りに大きな病院が2棟ある)、とりあえず会社へ。しかし、やはり仕事にならずお昼前に解散。

この日の夜、真っ暗な外をぼーと見ていると、遠くのマンションや家々から順々に灯がともり始め、その光は自分に向かってきたのです。
それは、とても不思議で幻想的なシーンでした。

それはさておき、電気があることに感謝、ほくでんに感謝をしつつシャワーをあび、ネットをつなぎ、友達に連絡をとりました。

さて、今後もこのような、いや、これ以上の災害に見舞われる可能性は十分にあります。

2年前と異なるのは、「猫がいる」こと。そのため、今まで以上の備えは必要です。

①迷子札の用意
こちらは、すでに用意済み。元野良猫のため最初は首輪を嫌がりましたが、少しづつ慣らしています。

②キャリーバッグに慣れる練習。
縁側に置いて、自由に出入りできるようにしています。
2か月に1度の頻度で病院に行くため、嫌がるかと思いきや、結構自ら入ります。

③車に、トイレの代わりとなる段ボール箱、ペットシート、猫砂、カリカリを常備
新しいのを買ってきたら、車にあるのものから使うようにします。

④猫も人間も安心して飲めるペットボトルウォーターの常備。
調べたところ、軟水の中でも「いろはす」や「南アルプスの天然水」は猫ちゃんでも安心して飲めるみたいです。

⑤紙皿とサランラップ、割りばし、スプーン等も常備。
私の部屋にある防災グッズに入れてあります。

⑤ハーネスの用意。
こちらはまだ用意できていません・・・。まずは身体の寸法を測らねば。

⑥ペット同行避難について調べておく
私の住む市では、ペットは別の部屋になるようです。
そのため、車で一緒に過ごせれるよう、毛布も車に置いておいたほうが良いかな、と思っています。

ペットと一緒の避難は、おそらく想像以上に大変でしょう。
しかし、大切な家族です。
何が起ころうとも、ずっと一緒です!

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