子供に英語で簡単に相槌を打つ方法
長女6歳と次女4歳の友達たちの言っていることが65%くらいの確率でわからない。
大人の場合は、話の流れもしっかりあるし、急に話題が変わったりもしない。私がわからなければ、説明してくれたり、ゆっくり言い直してくれたりする人も多いので(中にはお構いなしで喋り倒す人もいるけれど)、なんとかなることが多い。ただ、子供達は唐突に全然関係ないことを話したり、彼らの世界観でものを見ているので、聞き取りのハードルがものすごく上がる。
かと言って、話しかけられれば、無視するわけにもいかない。Yeahなど当たり障りなく相槌を打つこともできるけれど、どうも盛り上がらない。どうしたものか…と他の親の対応を見聞きして、彼らがよく使うフレーズに気づいた。
例えば先月誕生日会をした長女に、仲良しの子のママがこう言っていた。
How was your bithday party? Did you have a fun?
(お誕生日会、どうだった? 楽しめた?)
Yes, it was so much fun with all of my friends!
(うん、友達もたくさんきてすごい楽しかった)
Was it? Aw, glad to hear you liked it!
(そっか!それはよかったね)
Was it?
これである。
これこそが魔法のフレーズ!
It was so much fun!
に対して
主語とbe 動詞を反対にし、疑問系として言いかえす感じの短いバージョン(Was it?)で、“そうなのね”とか“そっか”的な相槌になるのだ。
これのなにがいいのかというと、話始めの最初にだけ集中していれば、相槌が打てて、子供達が気持ちよく話せるということ。
I went to the zoo yesterday.
Did you?
(昨日、動物園に行ったの。
そうなの?)
There was a long queue outside of the zoo.
Was there?
(動物園の外にすごく長い行列があった。
そうなんだ!)
My sister has been sick.
Has she?
(妹の体調が悪いの。
えっ、そうなの?)
という感じ。全文を聞き取るのは難しくても、最初の2語だけ集中していれば、相槌が打てる。すると、子供達はもっと話す。すると、大体なんの話なのかがわかってくるというカラクリ。
ただ、話の内容がいまいちわからないまま、何回も使っていると、子供ながらに“こいつ本当に話聞いてんのか”感が漂い始めるので、注意が必要。
もちろん、大人同士の会話にも使えるので、日々多用している。
ちなみに、子供に対しての英語は、私はイギリスの国民的アニメPeppa Pigで覚えた。子供達が見るときにいつも英語字幕をつけて、それで学んでいく。
マミーピッグの優しい英語を1番参考にしていた。フレンチアクセントの英語を話す保育園の先生マダムガゼルやウェールズ英語を話すミスターラビットなど、イギリスらしい豊かな英語表現で面白い。気づくと子供が見ていないのに1人で見ていることもあったっけ。