13万の検査で分かったこと
流産胎児染色体分析の話。
13万払って、知りたいのか知りたくないのか分からない結果を聞きに行った。
流産胎児染色体分析の結果は、大きく3つに分けられる。
今回、検査をして分かったこと。
胎児は女の子だったこと。
15番染色体のトリソミー(数の異常)で生まれることができなかったこと。
胎児の染色体異常が流産の原因でしょうとのことで、わたしたち夫婦の検査は見送った。
正直ホッとした。
でも、かえっていちばん迷宮入りするだろうな、の結果を得たことになってしまった。
夫婦どちらかに異常があるわけではない(と仮定される)から、もう子どもは望めないという状態ではないだろうということ。
母体の問題だったら、薬などの治療で妊娠を継続する方法もあるけど、そうゆうわけでもない(だろうと思われる)こと。
つまり、良く言えば今までどおり、悪く言えば流産に対して何も打つ手はない。
お金のことも治療のことも、とりあえず今すぐは考えなくて良いと思うとホッとした。でも。
…女の子だったんだ。
分かるはずのない週数で性別が分かったから、急に愛おしくなってしまう。
検査をして良かったか?と聞かれたら、分からない。今回の検査結果で、なにか対策を打つことは今のところないから。
そういう意味では、だれかにお勧めできるほどの情報でもない。
ただ、女の子だった。これは13万払ったからこそ知ることができた。
帰って夫に伝えた。
「そっか、女の子推しなんだけどなー」
知ってる。夫が女の子がほしいこと。
ずっと前から知ってるし、密かに名付けたい名前があることも知ってる。
誰も悪くないけど。ごめんって思った。
マタニティロゼット、なんとなくピンクをもらってたの、正解だったんだな。
これで今回の妊娠はぜんぶ終わり。
さ、これからどうしようね。