オーストラリア政府、国民サービスアプリのmyGovにパスキーを導入してセキュリティを強化!
私、現在、オーストラリア、シドニー在住です。
先月、4日にオーストラリア政府はMy GOV（日本で言うと、マイナンバーのような福祉、税務に関する国民が必ず使う行政サービスのアプリ）にパスキーでログインできるようになることを発表しました。
本文：https://ministers.dss.gov.au/media-releases/15146
以下、抄訳となります。
myGovは、パスキーを導入した世界初のデジタル政府サービスの一つです。パスキーは、簡単で迅速、そしてより安全にサインインするための方法です。
政府サービス・NDIS担当大臣のビル・ショーテン議員は、myGovが世界中のオンラインサービスで増加しているパスキーを使用するサービスに加わり、従来のパスワードよりも安全なサインインオプションを提供していると述べました。
「パスキーはすでにApple、PayPal、Microsoft、Googleなど多くの国際的なオンラインサービスで使用されていますが、myGovはこのデジタルキーを使用する世界初の政府プラットフォームの一つです」とショーテン大臣は述べました。
「myGovがオーストラリア政府のサービスの中で先駆けとなり、パスキーを利用してアカウントをより安全にできることを誇りに思います。
「フィッシング詐欺がますます一般的になり、巧妙化している中で、パスキーは簡単にサインインする方法を提供します。
「パスキーを使用し、myGovのパスワードをサインインオプションとして無効にすることで、詐欺師が盗まれたユーザー名やパスワードを使用してアカウントにアクセスするのが難しくなります。
「一度パスキーを作成すると、指紋や顔認証、PIN、スワイプパターンを使用して、デバイスをロック解除するのと同じ方法でmyGovにサインインできます。
「パスキーは、プライベートキー（デバイスやパスワードマネージャーに保存される）と、パブリックキー（myGovに保管される）の2つのキーが連携して、myGovアカウントにサインインする仕組みです。このため、偽のウェブサイトではパスキーは機能しません。」
ショーテン大臣は、パスキーがモバイルおよびデスクトップデバイスで使用できることも述べました。
「myGovでパスキーが利用可能になってから数日以内に、すでに20,000人以上のオーストラリア人がmyGovアカウントにパスキーを作成しました」とショーテン大臣は述べました。
「ほとんどの場合、パスキーはパスワードマネージャーに保存され、デバイス間で同期することで、モバイルおよびデスクトップの両方で同じmyGovパスキーを使用できます。
「しかし、古いデバイスや公共・共有デバイスを使用している人には、パスキーが適さないかもしれません。
「そのような場合には、デジタルIDのような強力なサインインオプションを検討するか、強力でユニークなmyGovのパスフレーズと、SMSで送信されるコードのような二要素認証オプションを使用することをお勧めします。」
パスキーに関する詳細は、my.gov.au/passkeysをご覧ください。
ニュースリリースのビデオは、https://youtu.be/9FCuUEKl6Ao でご覧いただけます。
Yubikey 設定方法：
個人的には日本、オーストラリア、シンガポールと比べた際に、一番オーストラリアがパスキーやパスワードレスについては認識が高く、そしてオーストラリア政府も積極的にパスワードレスを推奨しています。
エッセンシャルエイト：https://www.yubico.com/resource/yubikey-for-the-essential-eight-brief/
お問い合わせ：https://www.yubico.com/eigy-bumon-e-no-o-toiawase/?lang=ja
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