手話で手遊び 手話ソング
ろう者にとって大切な言語である「手話」に対して
手遊びって? と思われる方もいらっしゃると思います。
多くの方に、手話へのハードルを下げてほしいという思いで
あえて本格的な学びでないことを強調して手遊びという言い方にしました。
高齢者のサロンや、デイサービスで
手話通訳を目指す勉強でなく(もちろんです)
手話の雰囲気に触れていただいて
楽しく親しんでいただいて
もし地域で、出かけた先で、避難所で(手話を挨拶だけでも知っていたら)
困っている聴覚障がい者がいたら、声をかけるハードルをさげられたらと
挨拶の手話、きっかけ手話を知っていたらハードルは下がるかもしれません
コミュニケーション方法は、ジェスチャーでも筆談でも空書きでも
また、大切な手話をお借りして
手を動かす運動をしながら指文字を数個でも覚えます
いろいろ工夫して
サロンやデイサービスでの「アイスブレイク」に利用しています。
※「アイスブレイク」
人と人のわだかまりを解いたり、話し合うきっかけをつくるためのちょっとしたゲームやクイズ、運動などのことです。
【注意】
経験者に習うことなく、やみくもに自分で練習するのはやめましょう。
たとえ初歩でも 指文字や手話をを逆に覚えてしまう恐れがあります。
指文字を、手話と思ってしまう人がいます。
指文字は、日本語と手話の間の橋渡しです。指文字をほとんどつかわない聴覚障がい者もいます。
幼稚園や保育園で、保育士さんがYouTubeで手話ソングを見て子供に教えたり、覚えの良い子供が指文字できると自慢しているのは???です
手話をきちんと学ぶきっかけになると良いのですが。
手話をきちんとした講習会で習う、ろうの方と交流経験があるということが大切です。
話をもとに戻して
➀指文字
グー パー → 指文字の「サ」「テ」
親指 小指 → 指文字の「ア」「イ」
等を利用して「サテサテ」運動、「アイアイ」運動
「ヤアヤア」「イヤイヤ」「アラアラ」「アレアレ」と
指文字と関連を楽しんでもらい、指の運動(機能訓練?)をします。
②名前の手話表現
参加者の名前を手話で表してご自分の名前の手話表現をします。
「田中」「山田」「川上」「松山」などは簡単です
「佐藤」「斉藤」「佐々木」「渡辺」「関口」ちょっと説明を加えながら
手話の面白さを少し披露しながら
グッと手話に近づけるようです
③手話ソング
手話ソングも実は、「日本語対応手話」であることが多く、全く音楽を聴くことができない聴覚障がい者のみなさんとと一緒に楽しめないこともあります。
それを承知の上で、手話に親しんでいただくために、一曲手話ソングができると満足していただけるのでレクリエーションに取り入れてます。
定番は「ふるさと」 手話の雰囲気を味わえます
絵を描くように表すところ
位置や動きがあるところ
山・川・追う・魚釣りです。
兎・追う・夢・今・めぐる・忘れる・難しい・故郷 の単語を練習
「兎を山の方に追いかけ、左上を指さし山を描き、山から右下に河が流れ、魚をそこで釣ります。頭の横で夢、今、頭の横でぐるぐるめぐり、忘れる難しい、故郷(生まれた場所)」
※ 今週土曜日、数か月お休みしていた、Sデイサービスへ、ボランティアに行きます。手話で手遊びと何か簡単工作のメニューです。手話を楽しみにしている方もいますが、全く手話はじめて全く忘れてしまっている方々が多いです。
デイサービスによっては、特に新設のデイでは、レクリエーションレシピが足りない所もあります。レクってこんなのがあるのねと、感じていただけたらと。実はSデイサービス、レクが定着してきて止めたのですが、できる職員が退職してしまって。
報告記事が書けたら、また投稿します。