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魔法の着付けです。私、着付けの仕事していました。  

5年に1回程度の着物姿。この日は甥の結婚式。ピンク系色留め袖です。
どんなに久しぶりでも、「手慣れ」は無くても大丈夫なのが魔法の着付け。
慣れでする動作、素早くする動作の部分をゆっくり丹念にできる工夫があるので、ブランクがあっても大丈夫です。

トップの写真は、私。お太鼓の変わり結び自分で結んでいます。

これは、だいぶ 若いころの私です
慣れている時代の、お太鼓変わり結び自信作です
もちろん前で結んで後ろへ回しています


バブルの頃に母が誂えた加賀友禅を
私と姪(私の着物の行き先)の共通寸法に直してもらいました。

 29歳で和裁学校に入学。同級生の多くは11歳年下。3年で卒業し和裁の内職をしていましたが、一人で身を削る仕事なんです。好きなんだけど、手で何かを作り上げる喜びも大きいけど、私出好きでおしゃべりなことに思い至りました。
 着付けの仕事をしようと思ったのでしょう。偶然、千代着物学院「魔法の着付け」に出会いました。「自分が着れないと人には着せられません。美容師さんの着付けは自分で着ないから苦しいのです」と言う大森千代枝先生。

修行中の私が左。お太鼓結びから振袖の帯結びまで前で結んで後ろへ回す(仕組みは特許であります)ので自分で着つけられます。上のコースを取れば人への着付けももちろん学びます。

右から大森靖子先生、大森千代枝先生
靖子先生、自分で振袖の帯を結んでいます。

大先生は今も頑張っていらっしゃいます。

申し訳なくて大きな声では言えないのですが昔、「千代きもの学院東京校」の看板をいただいていたのです。営業力が無く本部へ貢献できないまま、介護の道へ転身し閉校してしまいました。

千代きもの学院山梨校のホームページをご覧ください。魔法の着付けについて遍く書いてあります。

本部のホームページです。

大森靖子先生の英語スピーチ どうぞ


 着物の仕事を15年ほどしていましたが、夫が50歳少し前で退職した時に、着物の仕事で稼ぐ力が私にはありませんでした。介護にシフトチェンジしてしまいました。

 着物の仕事をしている時から、着物を着ないタイプでした。着物を着ることが大好きなのでなく、着付けして喜ばれるのが好きでした。教えるのも好きでした。今、着物の話題が私から発信されないわけです。
 着物好きな皆さんに、手芸仲間の皆さんに、介護関係の皆さんにもぜひ見てほしくて、臨時の着物の投稿です。介護施設での夏祭りの浴衣の着付け私できま~す!


美容院へ出向き、着付けをする時代でした
貸衣装が少ない時代でした。
チェルノブイリの子供たちの日本での保養の御手伝いボランティア
放射能の無い日本で2週間過ごすと見違えるほど元気になるのです

 私の人生の何分の一かは「着物」でした。
 読んでくださり、おつきあい、ありがとうございました。
 

 

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