見守りサービス
高齢者サービス(介護保険の横出しサービス)の中に、見守りサービスのいくつかがある。足立区のサービスを紹介する。他の自治体では名称や仕組みが異なることも多いので、お使いになりたい自治体の高齢者サービスを確認してほしい。
ほぼ自立の方が使うものから、徘徊探査の仕組みまで幅広くある。
■高齢者サービスでなく、役所の連絡網?もある。情報を流してもらえる。
■場合によっては、警察へ捜索願をだすこともする。
★介護保険の訪問介護系の中にも見守り、緊急援助機能があるものもある。
救急情報医療キット
https://www.city.adachi.tokyo.jp/documents/3067/r6kyukyukitto.pdf
一人暮らしで自分で自宅に救急車を呼んだ時、
異変に気付いて子供や友人が救急車を向かわせてくれた時
冷蔵庫(昔は玄関ドアの外側か内側だったが一人暮らしがバレるから)に、これがありますよというシールが貼ってあると、救急隊は情報が入ったキットがあることがわかる。その方の家族等の連絡先の情報、医療情報(疾病名・服用している薬剤・かかりつけ医・搬送希望先)が専用キットに入っていて冷蔵庫にある。
ケアマネ時これが活用された経験はないが、あると安心系サービスである。
包括支援センターに本人、家族が申し込む。ケアマネも申し込みを代行して容器と用紙を貰ってきてくれる。情報を書き込んで冷蔵庫上段(食品にまぎれないところ)に置いておく。
高齢者緊急通報システム
一人暮らしで、介護サービス利用の頻度が低い場合勧めたい。また、家族が毎日電話で安否確認できすぐに駆け付けられる体制が無い場合利用したい。
ネックは一般電話が必要なこと。カギを預けたくない場合は利用できない。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/documents/3067/16_r6kinkyutuhou_annai.pdf
ショートステイや旅行時には、解除の電話を入れる必要があります。
見守りキーホルダー
https://www.city.adachi.tokyo.jp/documents/3067/17_r6mimamorikihoruda.pdf
一人で外出できる、または、してしまう方が持っていると安心です。
葛飾区では、「おでかけあんしん事業」といい、シールです。
徘徊高齢者位置検索システム
スタスタ歩ける認知症の方の居場所を探せます。家族が本人の居場所をスマホで確認できます。「いつものコースを歩いている」のを確認し自宅で待つこともできるし、外れて進みだしたらすぐに追いかける必要に気づけます。
■介護関係機関へ行方不明者捜索依頼メールが役所から届きます
ケアマネ事業所へくる区役所からのメールをみると、けっこうあります。
行方不明になっている徘徊高齢者の特徴が書かれています。
しばらくすると、または翌日くらいに、「発見できました」とメールが届くと安心します。ケアマネジャーは外を走り回っているいるので、情報を見ていると、もしかしたら見つけることができるかもしれません。
徘徊する方は、体力の限界が分からないのです。一直線に歩いて橋を渡り隣の県まで行くこともあります。松戸や川口へ行ってしまうこともあります。
■警察へ捜索願い
いなくなった状況をケアマネの方が掴んでいる場合、遠くの家族でなくケアマネが捜索願を出すこともありました。宗教団体の方が車で催しに連れて行ってくれたと戻ってきた本人談。ふうっ。
私の担当した方は、翌朝、コンビニで疲れて座り込んで発見されました。疲れて発見されるパターンも多いです。
いなくなっていることを気づかないうちに、デイサービスの送迎員さんが駅で見かけて連絡くれたこともありました。退職した記憶はなく駅に向かっていました。
緊急時の通報できる訪問介護
葛飾区のホームページもご覧ください。
イラストは「ふうちゃん」さんの絵です。ありがとうございます。