半幅帯、羽4枚かんたんに
なんとなく みんなが結べると思っている 羽2枚の蝶結び
もったいない
羽2枚が好きなら良いけど
子供さんなら、文庫+羽2枚でもできますよ。余って困ります。この余りを羽2枚に入れたら悲惨です。
大人ももちろん4枚にしましょう。
魔法の着付けで習ったことで、一番簡単で誰でもできる結びです
半幅帯を体へ二巻して手先を上に結びます。
できる方はここまでご自分で。
結んであげる時は背中で、自分で結ぶ時は前で。
ここまでは、普通どの流儀もほぼ同じと思います。
引き締める時に、帯の下側を持って引き締めると胸を締め付けません。
帯に表裏がある時は、下に出ている羽側は裏が見えるようにしてください。
文章で説明します
身体へふた巻します。(自分で前で結ぶ場合の書き方です。)
➀背中に帯を回し、左側(手先)帯幅15cmの3~4倍とり、右側に長い方を持ちます。
②中央に帯を載せて左手を置き、上に右側から長い帯をかぶせます。
③右胸側で手先を、左胸側で羽側を元軽く引き締め長い帯を後ろから右横に巻きます。右手で帯の下側を握って引きます。この時右胸側で手先を持って引き合います。
ここで裏技、幅2~3cmのウエストゴム1mくらいで帯全体を軽くしばっておくと両手や肘が自由になります。
④羽の帯を右わきで斜めに内側に折り、手先の帯を左脇側へ抜いて移動し、中央で手先が上になるように結びます。手先は上へ上げておきます。
人へ結ぶ時は、手先を左肩に預けて、右から前に回して1周してきたら左手で手先を右手で長い羽側をもち交差させ軽く引き、もう1周。相手の右わきに立ち長い帯の下側をもぎ手で持ち、左手が手先を持ち身体に添って左側へ突き出すようにして引き締めます。
羽を形作ります
素直に、右に流れた羽をそのままの向きで1枚目の羽にします。
折り返して羽を作ります。2枚目の羽は裏側が出ます。
半幅帯は両面使えるので柄が違って大丈夫です。
跳ね上げていた手先で結び、2周目の先を帯の中に入れます。
普通の蝶結びでは
右下にながれている羽を左側へ持ってきてから羽を作ります。
1枚目の羽の裏側が見えていて、何の不都合もありません。
戻していたその長さを羽に生かします。
文庫結びも
子供やスマートな方、長めの半幅帯の場合は文庫結び程度ラクラクです。
頑固(芯が固い等)な帯の場合文庫結びでは、ひだの折り方を手前山折りにするのも可です。
手先を入れる所には、ガーゼハンカチ程度の受けを入れると安定します。
5枚目の羽も
手先の2周目を帯の中に入れないで上から垂らせば5枚目の羽になります。
これにする時は、巻くときに手先の長さに気を付けて巻く必要があります。
2周めで長さが足りず、帯の中に入れられない時の裏技で短めに出す場合と
下の写真の様に、羽とお尻を隠すこともできます。
普段着のタンスを10年以上開け閉めしておらず、開かない!閉まらない!
訪問着や色留袖は自分が着たり、姪に着せたりしていたのですが。
断捨離とまでいかないまでも、整理をしなくては。
今回の着物は、愛媛の紬、え~と、伊予絣です。
50年以上前の少女時代の着物です。姉と私にそれぞれあった記憶ですが。
赤い帯は普通のウールです。天然繊維の帯は結びやすいです。
リバーシブル帯は母のです。使われてきた年季が入っています。こけし柄。
ベージュの帯は博多帯。