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女川原発は何故無事だったか?東北電力が「作法」を守ったから

女川原発は、福島より震源に近かったのに何故無事だったのか。神社仏閣は何故多くが無事だったのか。昔からの言い伝えを守って、安全な高台を選んでいたからだった。東北電力は地元の情報を尊重し、東京電力は津波を考えていなかった!

第九章 強靭な日本を作るために

「女川原発」はなぜ無事だったのか? P230~P234

女川町で原子力発電所の受け入れが決まり、説明会で住民に提示された最初の計画案では、・・・「福島第一原子力発電所」と同じような、海岸線の低い標高だったそうです。
これを聞いていたお年寄りの方から、
「あんたたちは若いんだね。知らないんだね。そんな場所は物を建てるところじゃないよ!」
「あそこの高台にしなきゃだめだよ!そんな低い場所は昔から波をかぶってきたところだよ!」
「昔から津波から逃げるときはあそこへいけ!あの高台なら大丈夫といわれてきたんだよ!」
と高台を指さしたそうです。

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その後、東北電力は、この地域に伝わる言い伝えを検証、文献調査、現地調査などを行った結果・・・計画案を変更し、硬い岩盤が確認できたその高台に建設することにしたそうです。

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むしろ、このような経緯により建設されたので、多くの町民が津波から身を守るために、この女川原子力発電所に逃げ込み、避難所として頼りにしたそうです。

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災害列島の作法

女川原発は、福島の原発より14mも高い位置にあります。

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海面に近い方が原発の維持管理費が安いのですが、説明会で大反対され

ここから先が、東京電力との大きな違いです。東北電力のエンジニアたちが設計をやり直したのです。
巨大地震で地盤は13.8mに下がり、津波は14mで20cm足りなかったのですが、非常電源4系統のうち3系統はだめになりましたが、残った1系統で冷却水を強制注入することができ、無事冷温停止できたのです。

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お年寄りの見識を受け入れた結果、原子力発電所を守りことができたのです。これも地域に伝えられていた「作法」です。

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次のテーマは、たぶん、防波堤の見えない女川に付いて

風邪をひいているのに、3時間の自費ヘルパーの仕事の後に、義兄の担当者会議(訪看・介護ベッド導入)に行きました。くたくたで、足がつって大変でした。

引用ばかりですが、どこを引用するかで見てください。
960字です。
ではまた。


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