七五三の着付け、私がうるさいのかな?いや、間違っている!と思います。
新宿のkホテルで
姉の孫、末娘の女の子7歳と3歳の七五三です。ホテルで着付けと写真撮影しました。
衣装は持ち込みです。
事前に和裁士!のyumiパンダが、七歳祝い着の肩揚げ、三歳祝い着の肩揚げと腰上げしています。まあまあ合ってますね。※
この着付け師さん、大丈夫?
まず、七歳の着付け。帯の巻き方でびっくり‼️
着物を着るまでは、目隠しの中でした。
着せ方は、確認していません。
後で思えば見たかった。
帯びの幅出しをして、帯板を入れて、
輪を上にして巻いたのです。逆でしょ!
後で思えば、ここで口出しすれば良かった。
これからという時に、ここで、相手のやり方を否定できない日本人の私。
40年前から着付けに関わっていますが、
帯を巻く時に、輪が下が当たり前です。
3歳の着付けの時に、口出しをした※のですが、「私はこうします。」と言われたことを思えば、却下された上に険悪になったかもです。
写真室スタッフから着付け師さんへクレーム
おはしょり(お端折り)が二重なのを直してほしいと!
写真室が、着付け師にクレーム。それを、客の前で言う!
ここで、おはしょりは直せません。もう遅い。全部着付けのやり直しです。
シワがある、中に下前(右身頃)のおはしょりがある。
ここで、普通の客なら、着付け師に直してくだいと言うかもしれません。
yumiパンダが仕方なく、助け船を出しました。
「昔は、おはしょりは二重でした。整えればかまいません。」
着付け師さんは、何も言いません。ふつう、スタッフか私に謝りますよね。
「しごき」(帯の下側の緑色の長い布)の巻き方も酷いです。長さ調整に、帯締めに巻き付けるとは・・
2年前の、いとこが着た時の帯結びと黄色い「しごき」の巻方を見てください。髙島屋の遠藤波津子美容室も着付け。苦しさの訴えもなく着崩れもなく、羽は5枚飾り紐を使ってくれています。
「しごき」は写真の様に、帯の下側を2~3週巻いて垂らします。
家族が飾り紐を持ち込んでいれば、三重仮紐を使っていれば、中央を「下から上へ」にして、羽を飾り紐付きで仕上げられます。
ここからが大変、写真撮影までは我慢したけど、
明治神宮に着いた頃から、苦しい苦しいと訴え
帯の巻き方が間違っているから
胸が苦しい訳です。
帯がふた巻、輪が上だから四重。帯板も入っている。
長襦袢のひも?三重仮紐の紐?帯び枕の紐?
長襦袢に胸の位置で紐をきつく結んでいるとすると、それは直せません。肌に近い紐が要注意です。三重仮紐をグイグイ引っ張って結んでいるので、「この紐胸、きついですよね」って私が言ったら、「後ろがゴムなので大丈夫です」と言い返されました。ふつう「そうですね。気を付けますね。」と、うそでも言います。
もうダメ!緩めました。
お祓いが済んで、「ホテルまでもうちょっと、着いたらすぐに脱ごうね」と言いつつ、
三重仮紐と、帯枕を入れていないがその紐の二本の紐を緩めて前に引き、帯の上に載せて帯揚げで隠しました。帯の輪が上になっているので、胸に空間がありません。帯自体も胸の所で時々前に引いてあげましたが。
ホテルに着いて
更衣室へ直行しました。会食は洋服で。
本人が辛く疲れただろうけど、yumiパンダおばあさんも疲れました。
姉は、ブランド志向です。
和裁士の部分はブランドがないので、私に委託されます。
着付けは、髪を結うこともあるので大手に頼みます。
姉とは、冠婚葬祭以外にほぼ交流が無いので、たまに会うのも疲れます。
追記➀
※ 三歳祝儀、長じゅばんと着物をきちんと合わせておきました。このままはおらせて、長じゅばんについている紐と着物についている紐を軽く結べば着付け終了です。兵児帯をするならして、比布を羽織るだけです。
この着付け師さんは、私は別々に着せますと言いました。この場合、私が着付けできると言ってありますし、家族の意向に従っても全く問題なく着せられます。楽なはずです。自分のやり方にこだわるのは、経験が浅い証拠です。貸衣装では(持参したものは市販品で長襦袢が化繊です)着物も長襦袢も化繊でぐずぐずに崩れる危険があります。貸衣装屋さんでの着付けでは、二枚を背縫いで縫い留めている場合もあります。これも正解です。別々でも一緒でもプロならできます。
※ 着付け師さんが言っていました。
貸衣装の揚げが合っていないことは多いそうです。
肩揚げ、3歳の場合は腰揚げも必要です。手首が隠れる寸法で肩揚げをします。⇩
追記②
明治神宮で、七歳で着物を引きずって付け帯もほどけて困っている一行が居ました。姉も姉後肌のおせっかい、私も断られてもおせっかいの気性です。
貸衣装か、市販品(全部化繊)を素人が着付けて崩れていると感じました。
とにかく腰ひもで丈を短くしました。付帯はほんとにひどいです。細い紐で胴回り結び、蝶々を背中に差し込みます。帯締めで中央をきちんと結ぶ必要があります。子供の手が届く位置に帯締めを結んであったら、ほどきますよね。場所も通路の隅で、とにかく適当にくっつけました。先天性の知的障害があるようで、いつもと違うこと、苦しいことに我慢できないようです。お礼をおっしゃりながら、抱っこして急いで帰られました。この子もベージュ系着物にベージュ系帯でした。今の若い人は、こんな色を良いと思うのです。
付帯のちょうちょが背中から離れて酷い事になっている子の多いこと!
親がその酷さに気づいていないのです。
おばあさん世代が着物音痴になってきています。
着物は洋服のようには着れません!
3歳では、揚げをきちんとしてある(ここでプロを頼む必要がある)ので、比布を羽織るので、素人でも着せられますが。
あらあら、2500字。
おつかれさまでした。お付き合いありがとうございました。