子育てと絵本
妊婦のときに出逢った一冊の絵本があります。
赤い目のドラゴン リンドグレーンさんの絵本です。
赤ちゃんにいい本とかでもなく、ただ自分の感性で選んだ一冊。
手にした日から読み続け、生まれたばかりのころも読みました。この一冊がきっかけでわたしの子育てがはじまりました。
何度読んだか、覚えていませんが、この絵本が一番回数多く読み聞かせています。
年子の子育ては大変なことが多かったものの、両側にふたりが一冊の絵本をじ~と見ている姿がほんとうに幸せな時間。知育らしきことは何もしてきてはいないけれど絵本が子どもたちに教えてくれたことはたくさんあります。
絵本はすごいですね。絵本を読むことで、ふたりはことばの獲得も早く、字を書いたりすることもいつのまにか出来るようになっていました。勉強としなくても楽しいことから学ぶことは多いのですね。
絵とことばから何となくニュアンスを学ぶことも多いのですよ。
子育ての始まりは、大変なことも多いからこそ、お気に入りの一冊が癒しの時間になりそうです。
赤ちゃんの絵本には赤ちゃんの絵本のよさがあります。でもこうでなければいけないと枠を設けすぎなくても、自分の好きな絵本を取り入れても大丈夫です。これを読まなければ・・聞いているのかしら・・・この聞かせ方でいいのかしら・・の気持ちより、この絵本おもしろいね。この絵本、お母さん大好きなのよ。の気持ちのほうが心地よいですね。ことばを届けるのも大事ですが、なによりもその心地良さは大事なのだと思います。心を届けるものですね。
3歳までに500冊は読むべきなんてことも聞いたことがあります。でも義務にしてはいけない。ただ楽しむことが大前提です。
読むのが苦手なんて方も、子どもはお母さんの声が大好き。棒読みでも大丈夫です。自分で読みやすい絵本を一冊選んで、ぜひわが子に届けてあげてください。
こころからたのしく絵本を読む。
絵本の時間が親となった自分に与えてくれるものも大きいものです。
好きな絵本との出会いを大事にしてみてくださいね。
きっかけは大好きからはじめるのがおすすめです。
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